人気ブログランキング | 話題のタグを見る

CO2

CO2_d0006260_19302143.jpg

電気自動車はゼロエミッションと言われていますが
実際にはその動力源である電気は、発電所で多くの場合は石油を燃やして作られています。
CO2を排出しているには変わりありません。
ここで言われるのがエネルギー変換効率です。
発電所では石油のエネルギーの30~60パーセントを電気に換える事が可能です。
ガソリンエンジンのエネルギー効率は良くて14パーセント程度です。
しかも変速機など効率の悪い伝達装置や転がり抵抗の大きなタイヤのせいもあり
最終的にはその値は数パーセントと言われます。
電気自動車も送電線、バッテリーへの充電、同じくタイヤのロスがありますが
効率の悪いトランスミッションを避けてホイール内のモーターへ
直接エネルギーを送ることが可能です。
では、今現在のCO2の差はどれほどなのかというと・・・
電気自動車走行1kmあたり40g、ガソリン車の場合170g
という数値をを見つけました。
エネルギーにかかる税金の差と、深夜電力と言う割引があって
価格的には10分の1以下になるそうです。
お金の話になると、何が善なのかよく分からない話です。

とりあえず産業界では、鳩山さんが25パーセントという無理な数字をあげてしまったからには
コツコツと削減の数字を少しでも積み上げるしか方法がありません。

話は変わりますが、美術界では陶芸が最もCO2を多く出します。
木彫刻はその反対でCO2の固定化とその長期保存ができますから優等生です。
将来は陶芸は禁止される可能性がありそうです。
ガラス工芸なども危ないです。
薪で焼く素朴な陶芸は森林破壊にもつながります。
木材を燃やして発生した熱もほとんどは大気中へ放出です。
効率の良い電気窯を使うように規制が始まるでしょう。
そして最後は陶芸そのものが、ほんとうに無くなるかもしれません。
by tatakibori | 2009-10-03 19:55 | 日々の生活
<< 温室効果ガス 緊急事態に遭遇したら >>