香川・丸亀市綾歌町栗熊東の山一木材・KITOKURASギャラリーで
5月20日(金)~25日(水)
山田尚公 叩き彫展 を開催します。
今回から仕切り直しというか気持ちを切り替えてやろうと考えています。
先ずは製作実演です。
どうやって彫るのか、どれくらい時間がかかるのか
見れば分かります。
次に、最近流行のワークショップです。
木版画教室を開催します。
震災以降考えたのは「社会貢献」です。
微力な彫刻家がどうやって社会貢献するのか難しい問題があります。
やはりイベントを通じて経済活動に少しでも参加していくのが正攻法です。
既存の百貨店や画廊での個展も良いですが
21世紀のスタイルとして非営利のNPO法人などのイベントに参加するのも
面白い方法だと考えています。
今回はNPOではなくて一般の企業の主催するギャラリーですが
この部門は非営利を趣旨としている変わった形態です。
ここに集まる人々の中から千人に一人でも本業の客が出てくれば良いという
ゆとりのある営業スタイルです。
NPO法人もスポンサーが必要です。
結局は多くのNPOは自治体の支援を受けています。
場合によってはお荷物になっているのは否めません。
大手のメセナでなくても、発想を変えて方法を探り
結果的に芸術文化への大きな貢献を実践しているのがここのギャラリーです。
先日、紹介の「浅野晃詩文集」も一介のサラリーマンが私財と
労力を注ぎ込んで具現化した非営利の出版です。
自著の私家本を趣味で発行するのとは違う大きな文学への貢献なのです。
こういう動きが21世紀の芸術文化だと思います。
それだけ世の中が豊かで成熟しているのだと思います。
しかし、色々なものが溢れて分かり難くなっている現状もあるようです。
今回は初めての場所なのでどれだけの来客があるか分かりませんが
来場者にはできるだけ楽しんでいただきたいと思っています。