歌に対する私の思ひ

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方今のものごとのことわりを云ひ、時務を語るために歌を作るのではない。
永劫のなげきに貫かれた歌の世界といふものが、わが今生にもあることを知ったからである。
現在の流伝の論理を表現するために、私は歌を醜くしたり、傷けるやうなことをしない。
さふいふ世俗は私と無縁のものである。・・・
          保田與重郎「木丹木母集」後記より


ここでの「歌」は歌人における歌です。
ものを創作する人間ならそれぞれの仕事に置き換えて考えれば良いと思います。
世が混乱すればそれを嘆く芸術もありますが、
それは時代性が強くすぐに色あせるように思えます。
過去にもあり未来にも通用して、そして今の人々の心に届くものがあるはずです。
とても厳しい考え方でもあります。
芸術におけるメッセージとは何であるべきか考えなければなりません。
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by tatakibori | 2011-09-14 20:45 | 仕事 | Comments(0)
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