叩き彫スピーカー・プロジェクト・その6

フォステクスFE126Eはバックロード専用ユニットでかなりハイ上がりの特性です。
大型のTQWT&バスレフのハイブリッドで低音を持ち上げても耳を刺激する高音のエッジが
神経に障る場合があるようです。
FE126は残念ながら使用をあきらめて、古いユニットですがFE127を取り付けてみました。
d0006260_7202674.jpg

こちらはマグネットが小型になりバスレフ用になっています。
能率が126よりやや落ちるので大音量には弱いようです。
秋葉原のコイズミ無線のオリジナル商品にこの後継機種FE127KOがあります。
改良されてかなり繊細な表現もこなすようです。
口径12cm以下のクラスで安価で高音質となるとマークオーディオCHR70があります。
これもVer.3になっていて、手持ちのものは旧型ですが、取り付けてみました。
d0006260_7493168.jpg

旧型はフレームの構造にやや難があるのと、フォステクス12cm用の穴がわずかに大きいので
12mm厚のMDFでリングを作ってユニットにしっかり取り付けました。

CHR70はさらに能率が低いので大きな音は出ませんが、
普通の家庭なら充分な音量を得るのは可能です。
音量を上げていくと共鳴菅とバスレフの共振点あたりで振動板に圧力がかかると
音がつぶれて歪むのが気になります。
そこがバックロードの大きな負荷に耐えられるフォステクスとの個性の違いです。
欠点を先に書いてしまいましたが、音質はこちらの方が一枚上という感じで
ジャンルを問わずオールマイティに音楽を奏でます。
アンプを上等なものに換えるとそれなりの向上も得られるのでポテンシャルは高いようです。
フォステクスの方が中音域の線が太いのでブルースやフォークでは味があります。
同一条件ならCHR70はやや低音が膨らんでいるようですが、
大型スピーカーと比較してみると実際にはかなりフラットに出ています。
箱の個性で中低音に共鳴音が付くのかやや固い音になっています。
澤野から出た大石学トリオはこれが今までで一番良かったと思います。

自分用ならフォステクスFE127で、人に薦めるならCHR70です。

どちらのユニットでも全域にわたって充分な表現力を得る事に成功したようです。
この方式はバックロードホーンで気になるユニット室の圧力が少ないのが大きなメリットです。
ユニットが自由に動く平面バッフルに近いので音を濁す要因がグッと減ります。
小口径のユニットの可能性を引き出す最良の方法だと私は思います。


今後の展開としてはコイズミのFE127KOを試してみたいのと
マークオーディオの新製品を含む他のユニットも取り付けてみたいですね。
d0006260_8161553.jpg

[PR]
by tatakibori | 2011-09-27 08:20 | オーディオ | Comments(2)
Commented by aitoyuuki32 at 2011-09-27 23:12
fosのFF125あたりはどうでしょう、マグネットが小さいのでQoが1.5倍ほどあり、ほどよく低音がでるかもしれません。
Commented by tatakibori at 2011-09-28 07:33
アンプをトッピングTP10に限定すると能率が少しでも高いほうが使いやすくなります。
マークオーディオのユニットではTP10使用で音が小さすぎる場合が出てくるようです。
FF125は数年前にモデルチェンジしてWKになってからかなりの音質向上があります。
品質と供給が安定しているという点では他を大きくリードしていますね。
限定のFE127KOか、定番のFF125WKですね。

フォステクスは大入力に耐えると言う点では追随を許さぬ素晴らしい品質です。
<< 叩き彫スピーカー・プロジェクト・考察 叩き彫スピーカー・プロジェクト... >>