美作の工芸作家展 クラフトデイズ

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さる10月18日から20日までの3日間、津山文化センター展示ホールで
美作の工芸作家展クラフトデイズを開催しました。
世代が変わって若い工芸系の作家がどんどん増えていますが
ファンとの触れ合いの場として、作家同士の交流の場にもなればと
思い立って、一年ほどの準備期間を経て初の試みです。
多くのアートイベントはスポンサーや自治体の支援を受けて
開催されていますが、これは参加者から会費を集めて始めた
まったくの自主開催イベントとしてスタートしました。
その後、津山文化振興財団の共催として会場費の割引と
エネルギア文化スポーツ財団の助成を受けて、継続性のある
公共性も高いイベントとしての立場を示す事もできました。

メインテーマは
「作った人の顔と名前が分かる物に囲まれたこころ豊かなくらしを」
という事で、ファンが手に入れられる作品を継続して作っている工芸系を
中心とした作家が30名以上集まりました。
広いと言えども30名の作家が待つ空間に数十名の来客がが入っただけで
会場はたいへんな賑わいです。
新聞、テレビの取材や市長、市議、津山だけでない文化関係の世話役の方々、
仲間である多くのアーティストや美術工芸ファンがどっと押し寄せて、
たいへんヒートアップした場になったと思います。

以前にもこのブログに書きましたが、アートと工芸はどう違うのか?という
話が準備段階から出ていましたが、来場したファンからもそういう質問が
多くあります。
同時開催の県民文化祭の行事との対比もあったので、ますます多くの人が
あらためて工芸の分野の存在を見直したのです。
我々のクラフトデイズの立場からでは、コンセプトやテーマの説明がなければ
何を訴えたいのか分かり難いのがアートの欠点であるように思われます。
実際に工芸に寄ったファンの多くの意見は私達と同じものでした。
手作りの道具など、触れたら分かる言葉にならない喜びがあるというのは
たいへん理解しやすいのです。

印象的だったのは、美作地域の実力派若手アーティストS氏が来場され、
「美しい!」と数個の陶器の購入を申し出たそうです。
嬉しそうに「予期せぬ散財です。」と話され、
このイベントの予想以上の効果に私は満足しました。
イベント自体は見本市で会場内で発生した商談などは主催者にわからないのですが、
後日あらためてイベントの効果を参加作家にアンケートしたいとも思います。

某新聞記者K氏の「美術工芸の地産地消ですね。」の言葉が、端的に
地域の活性化と若者に夢をという現実的な意味合いを示しています。
来年はどうしようかと悩んでいますが、とりあえず何か継続していかなければ
ならないと決意を新たにしています。
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by tatakibori | 2013-11-01 08:31 | 仕事 | Comments(2)
Commented at 2013-11-02 23:38 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tatakibori at 2013-11-03 12:51
コメントありがとうございます。確かに受賞やマスコミへの露出と本人の実力は別物だと思います。今回は実行委員長としてマスコミの露出が避けられなかったのですが、当然ながら批判的な方もおられて個人的にはマイナスの側面もあります。何かを行動する事の難しさがありますね。継続していき「しつこいやっちゃなぁ」と言われだすとまた評価も変わってくると信じています。そのための私に残された時間は短いのですが、着実に成果の出るまで続ける覚悟です。
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