此秋は何で年よる雲に鳥

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芭蕉の最期には、この句の前に
「此道や行人なしに秋の暮れ」があり
後に
「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」があります。

似たようなテーマの句ですが
「此秋は・・」は死を予感した心情があり
「此道や・・」は一生を振り返った孤独と覚悟があります。
辞世とされる「旅に病んで・・・」にはすでに風雅を思い続ける希望が見えてきます。

解説本には「雲に鳥」の出典として陶淵明や杜甫の詩句のようだと
書かれていますが特定はされていません。
この古い日本の死生観がどこから来たのか大いに興味があるところです。
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by tatakibori | 2014-10-25 19:50 | 仕事 | Comments(0)
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