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クラフトデイズのその後

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大袈裟に構えて立ち上げた地域おこし型アートイベントのクラフトデイズですが、
一年以上休眠状態になってしまいました。
初夏に何かやってみようと計画しましたが、参加者が少なくて趣旨に添うイベントに
発展させられそうになく見送りになりました。

誰でもイベントが立ち上げられるのを見せるのがクラフトデイズの目的でもあったし、
あれ以降は同様のイベントがますます増えて新しい作家の活躍の場がどんどん出来ました。
来客もイベントを場所、時期や参加作家の顔ぶれで選べるので、
自分の好きなイベントに出かけるようになってきたと思います。
作家の方からは確実に「雰囲気を重視して参加したい」という声が聞こえます。
ここから何かやるとなると今までの路線ではすでに古臭いというか
ありきたりのもので新鮮味が無いように思えました。
これから新しいイベントを開くとなると、それに求められるものは
今までよりさらに厳しくなるのは当然です。

最初のクラフトデイズの時は閉鎖的な社会に「疎外感」を感じている人たちの
交流を図るという比較的目新しいテーマを影に掲げていました。
アートがどんどん身近になって体験教室も増えてその疎外感の壁もかなり壊れてきたと思います。
状況が良くなっているのに人が期待ほど集まらないというのは、
ビジネスとして論じたら「淘汰が始まった」となります。
アーティストとして見ればどうでも良い事ですが、それでは社会や
共催の関係者などから不満が出てくるでしょう。
私はあるべき方向へ進んでいるのだから、正しい進化の現象だと思っています。
でも、それでは若い人たちの未来への希望を繋ぐ事ができません。
今さら還暦のオヤジが出て行ってリーダーシップをとるのはどうかと思うので
何か影で役に立つ助言が出来るような機会やシステムを考えてみたいと思います。
美作地域でアートイベントが増えたのは偉大な先輩方の存在が一番の力ですが、
クラフトデイズが示した誰でも簡単にイベントが開けるやり方や雰囲気も
大きな貢献をしていると評価して下さる方々もあります。

いよいよ春本番でアートイベントは盛りだくさんです。
さて、私は何処に行きましょうか?



by tatakibori | 2016-03-20 19:37 | アート
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