今年の最大の仕事になった
保田與重郎先生 木丹木母集の歌を木版画に刻んだ
炫火頌・第一集の写真を小冊子にまとめた手作りの本です。
希望者が多いのでまた作りました。
印刷物にすると実物とイメージが違うので苦労します。
棟方志功の作品をカレンダーにしたものでは
安川電機のカレンダーも有名ですが
新学社のものもすばらしい出来です。
新学社ホームページ
来年のカレンダーは棟方志功の炫火頌の作品もあります。
この会社は保田與重郎の元に集まっていた人たちが戦後間もない頃に
作ったという歴史があります。
棟方志功とも縁が深いのです。
このカレンダーを良く見ると写真をそのまま印刷しないで
紙は黄色がかった一色にしてしまって
墨の部分もコントラストを上げてクッキリと印象深くなるように
作り上げています。
普段は何も気付かずに見過ごしている印刷物にも
それなりの数多くのプロのテクニックがありますね。
やはり手作りとはいえ、ちゃんとしたモノにしようと思ったら
写真撮影から作業手順を考えて行わなければならないようです。