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エリック・ドルフィー

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音楽にも詳しいcozyさん絶賛のアルバム「ラスト・デイト」
エリック・ドルフィー死の直前の最後のレコーディングです。
1964年6月2日オランダ、アムステルダム近郊、ヒルヴェルサムで録音。

正直言ってジャズが大好きでもないから詳しくないのです。
ドルフィーはこの少し前に録音されたブルーノート盤アウト・トゥ・ランチしか知りませんでした。
一曲聴いてみようと思ったのですが、最後まで一気に聴いてしまいました。
これほど退屈しないジャズは他に知りません。
ベース・クラリネット、フルート、アルト・サックスと
3種の楽器を使い分けるからよけいにそう感じます。
音が一つ一つ丁寧で録音も良いですね。
これに比べりゃ、ブルーノート盤はコントラストを上げたモノクロ写真のようです。
ベースの音が柔らかくて歪がなくて64年の録音とは思えません。

ドルフィーはこの4週後に糖尿病による心臓発作で死んでいます。
全くの根拠のない私の自説ですが、糖尿病の人の中には非常に優秀な人が多くあります。
でたらめな話ですが、血糖値が高い状態で脳が加速して本来の能力を
存分に発揮するのでしょうか。・・・こんな事を書くと怒られそうです。(笑
もともと優秀な人がなりやすい病気なのでしょうか。
糖尿病と長く戦った人は何か高いものを掴んでいるようにも思えます。
他人への思いやりが深い人が多いのです。
そんな事を思わせるドルフィーの深いサウンドに引き込まれました。
by tatakibori | 2007-08-22 12:44 | 音楽
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