同じ作品でも光を変えて撮ると全く色が違います。
エンジュの風の神の部分です。
これは室内でハロゲンの光です。撮影時にホワイトバランスを調整しています。
こちらは晴れの屋外午後2時頃で比較的に白い太陽光です。
冬の光や朝や夕方は光の色が黄色になりますね。
ホワイトバランスはオートで撮影しました。
色の違いは元のデータだけでなく再生するモニターの違いも大きいようです。
大型家電店のパソコン売り場のモニターはやけに明るくてコントラストが強いようです。
実際に家庭や会社で見ている環境を訪ねると目が疲れるからコントラストは抑えて
やや暗めにしている場合が多いようです。
ほとんどの人が使っているウィンドウズのモニターの多くはややブルーよりの色ですね。
MACはややマゼンタよりで赤みが強く感じます。これも家庭では暗めでコントラストも
抑えている人が多いようです。
微妙な色合いの再現を望むのは基本的に無理だと思います。
ほんとうに困るのは、明るさが違えば印象が全く違うと言う事です。
実際の所、自分のモニターがどの程度の再現なのかは分かりません。
先日から、もう一台パソコンを入れて2台並べて使っているのですが
同じように調整しても違うところがあります。
モニターのグレードもあるし、解像度の設定でも全く違うようです。
多くの人の平均的な環境を調べるには他所に行って自分のホームページを
見るしかないようです。
人間の目はかなり優秀なオートホワイトバランス機能が備わっています。
音楽で言う絶対音感のような「絶対色温度感」がなければ
本当の意味での調整は難しいと思います。
デジカメで撮影する時は先にホワイトバランスを調整して
後処理では色温度の調整は避けたほうが賢明です。
室内での撮影では光源の色を一種類に揃えないといけません。
厳密に考えるとデジタル画像は暗くすると色が濃くなるので
露出も後からの補正は難しいようです。
その場合に、単純に彩度を下げても思うような色が得られません。
作品を作ること、ホームページやブログの文章を書くこと
写真を撮ること・・全て自分の何かを伝える作業です。
より正確に伝えたい気持ちはありますが、どれも簡単ではありません。