木彫を始めたのは大学を卒業してからですが
写真は高校生の頃にはけっこう本格的でした。
だから最初から被写体としての作品を考えていました。
作品そのものの印象より
光線を当てて写真にした時の事を考えて彫ります。
彫刻は光と陰ですから
照明で大きな表情の変化があります。
写真が出来て完成とも言える頃がありました。
実物よりも写真のほうが良く見えるのは当然だし
その方が簡単なのです。
デジタルで撮影するようになって
出来るだけナチュラルというか
見たままを心がけているのですが
写真としての誇張があっても楽しいですね。