続:狛犬

狛犬にはいくつかのバリエーションを作りました。
ご存知の方はすぐに分かるでしょうが、これは円空を模したものから
発展したパターンです。
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円空は強烈です。一度見ると記憶に焼きついてどうしても逃れられません。
木にノミで叩いて彫る究極を表現しているからここへたどり着いてしまうのです。
作為など全く無い、数多くの木彫をこなしていくうちに自然に生まれてきたものです。
17世紀、元禄の頃ですから芭蕉と同時代を生きています。
日本の文化が大きく花開いた時代だったのでしょう。
円空は作品を売っていませんから他人の評価など関係ありません。
だから、これはちょっと変だなと思うような顔もあります。
円空を模すには形を真似るよりも、精神的なものや製作の過程を真似るほうが
重要だと思います。顔の表情などは彫る人の個性が出てしまうので
真似るより数多く彫れば自分の作品独特の顔が出来るように思いました。
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by tatakibori | 2008-09-20 18:43 | 仕事 | Comments(0)
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