「わか葉する山かげ道のゆふけしき久しかりける旅こゝろかな」
もしも、お金に困ったら父の遺産でもあるこれらの書画や硯など
売ればそこそこのお金になるでしょう。
実際に保田師の書など分けて欲しいという方もあります。
売って得られたお金の正当な使いみちが無いので、今は売りません。
もしも借金返済に困ったら売るかもしれませんが
そういう事態もすぐには考えられないのです。
直接にいただいた品には思いがこもっていると思います。
だから、きっと売りはしないでしょう。
手放せば二度とこの手には戻ってこないに決まっています。
これらの品々と引き換えに出来るほどの重大なことが
あるとすれば、それはいったい何でしょう。