サクラの版木

炫火頌 シリーズをはじめ、多くの木版画はサクラの古材に彫りました。
d0006260_1925932.jpg
厚さは約2cmです。
d0006260_1935375.jpg
この板は大正の始めに建てられた家を解体したものです。
伐採されてからほぼ100年が経過しています。
送り届けられた時には固いのと、はり合せるための手打ちのクギが多くあって
使いものにならないように思えました。
でも、木版画を彫ってみて驚きました。
叩き彫との相性は抜群だったのです。
簡単に下絵を書いて何も考えずに彫っても不思議な味が出ます。
d0006260_1973773.jpg
ただの真っ直ぐな線が深い味を持って表現されます。
固いサクラであること、古材ということ、叩き彫であることの3つが出会って
この素晴らしい文字になります。
合板やホウの板に叩かない彫り方で彫るのとは全く違います。
おいしい料理も素材が良くなければならないのと同じです。
この板も炫火頌 でほぼ使い果たしてしまいましたが
これから学んだ多くの事がこれからの仕事に大きな貢献をします。
[PR]
by tatakibori | 2009-02-06 19:15 | 仕事 | Comments(0)
<< 昭雲のコレクション ハイテク武装 >>