2015年 02月 18日 ( 1 )

アートイベントの大義

d0006260_06501197.jpg
美作のアーティスト集団「クラフトデイズ」が出来て2年が過ぎました。
合計4回のイベントが開かれています。

あとに続く若い人達へのアドバイスとして少し書きます。

アートイベントは公共性の高い事業として行う必要があります。
そうしなければ会場の確保ができないし、マスコミが取り上げてくれません。
公共性が高いとはきちんとした目的を持っているという意味です。
もちろん営利を目的としないで文化や地域への貢献を目指さなければなりません。
民間のホールでも使用料金はそれによって大きく差をつけられています。
自治体の持つ施設の利用でも料金が2重体系になっています。
自治体とのタイアップで無償で施設を利用する場合には、
さらに踏み込んだ理念や大義が必要になってきます。
もちろん単純に、今流行の「アートによる地域おこし」が大前提です。
どういう作家が参加するのか、どういうお客さんを集めるのかも
問われる事になります。
クラフトデイズ宣言として、少し作家よりの目的を明文化していますが、
これは自治体サイドにはあまり関係ない問題を考えてもらうための文章です。
それは若手作家が食べていくための活動の場を作るという話なのですが、
地域振興には間接的な貢献でしかありません。
地元地域で活動する美術工芸作家が集まり、その地域の人々との
交流の場を作るのが「アートによる地域おこし」の基本形です。
その次に、地域外からの集客や作家の移住を誘うという効果も期待されます。
イベントに求められる目的を明確にし、大義を唱えなければ
ボランティアの募集や飲食関係の用意も難しくなる場合があります。
有償、無償に関わらず施設を提供する側と利用する側の利害関係が
一致するために「大義」が必要になるのです。
イオンの場合は、その「地域に密着する」という目的と、
地域の作家集団の存在が結びついて開催が可能になっています。

地域おこし型アートイベントは大ブームになり、今後はますます
集客も難しくなってくると予想されます。
一見、多くの人が集まりにぎやかに見えても
参加作家やイベントに関わる人々がほとんどの場合もあります。
より明確に目的を掲げて個性的で有意義なイベントを
開かなければならないと思います。


[PR]
by tatakibori | 2015-02-18 07:46 | その他 | Comments(0)