カテゴリ:オーディオ( 67 )

小型デジタルアンプの新型

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仕事場用のCDプレーヤーの調子が悪くなったので、対策をあれこれ考えました。
自動車用のオーディオはUSBメモリのMP3データで再生しています。
8GBのメモリならCDにして200枚以上の音楽が入っています。
BGMにはとても便利で音質的にも問題ありません。
それと同じような家庭用のものを探して見つけたのが写真のものです。
kentigerというブランドですがlepaiとかlepyと実質的に同じメーカーの製品に見えます。
もちろんmade in chinaです。
USBメモリとSDカードを挿し込んで、そのまま再生できます。
小型デジタルアンプにDACが内蔵されているからカーオーディオと同じです。
電源アダプター無しなら送料込み2,000円以下の驚異的なお値段です。
電源は今までのアンプと同じ12Vが使えます。
たいへん目障りなLEDのイルミネーションは分解して基盤のソケットを
外して点灯しないようにしました。
音質はMP3なのでCDよりはやや粗いような部分もありますが、
気になるほどでもありません。
音量も十分にあります。
これとスピーカーだけで飽きずに一日中BGMを流せます。
中国製デジタルアンプの世界は新しいステージに進化しています。
真空管を使った廉価なプリアンプ(ヘッドフォンアンプ)もあるようです。
長時間BGMをMP3に変換し、PCなしで楽しめば消費電力は2W程度に抑えられます。

よーく考えてみれば、おかしな話です。
技術の進歩と経済格差で安く手に入れたハードと、
ネット上に無料で垂れ流されているソフトでは
産業としても芸術文化としても成り立っているとは
言えないような変な感じです。
豊かになったような気もしますが、
だんだんそれに合わせて貧しくなっていくように思えます。



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by tatakibori | 2016-01-11 19:50 | オーディオ | Comments(0)

小型デジタルアンプのお話

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このブログの記事の中で人気があるのは小型デジタルアンプのお話です。
使っている小型デジタルアンプを紹介しておきます。
手前右から、
ステレオ誌付録のLXA-0T3を手づくり木製ケースに入れたもの。
トッピングのTP10-Mark3。
かつて秋月電子通商で扱っていたパーツで組み上げて、木製のケースに入れたもの。
後列は右から、レパイ、鎌ベイアンプの古いタイプ。

どれも似たような部品で作っていますから
たいした差ではないと思います。
ケースの品質感やスイッチ類のタッチには値段相応の差があります。
音質の差として感じるのは・・・
音が大きく感じる製品はゲインが大きいのでしょうから
それなりに荒っぽく感じる場合もあります。
逆に音が小さいトッピングは繊細な雰囲気があるような気がします。
比較試聴しなければ気にするほどの差でもないと思います。
鎌ベイは2台手に入れたのですが、音を絞ると片chから音が消えたり、
故障があったりと先発メーカーの初期商品らしい欠点もありました。
これも旧製品で今は手に入りません。

ノイズが気になった事もありますが、丹念に調べると
たいていはケーブルが原因だったり、CDプレイヤーの劣化だったり、
古いプリアンプの故障でした。
パソコン関係の動作不安定と同じ様な傾向があるようです。

震災以降の電気代の値上げやエネルギー問題を考えれば
かつてのように消費電力の非常に大きなアンプを使う事はないでしょう。
照明をLEDライトに替えたように、もう元には戻れません。




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by tatakibori | 2015-04-29 12:57 | オーディオ | Comments(2)

節電

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昨年の貿易収支は11兆円以上の赤字というニュースがあります。
円安と原油高によるエネルギー調達コストの高騰が最大の原因です。
大飯食らいの自動車や照明・空調機器、オーディオアンプなどは
一気に色褪せて見えるようになりました。
オーディオアンプは小型デジタルが注目を集めているようです。
このブログの検索ワードは常に「小型デジタルアンプ」がトップです。
真空菅アンプも消費電力が大きいですが、
写真の大型コンサートホール用のアンプは桁違いに多くの電力を消費します。
最近は電源スイッチを入れる機会も減ってきました。
個人レベルでのこういったエコはほとんどケチでしかないのは分かっていますが、
もともとケチなのと電気を無駄に使ってはいけないという気持ちが働きます。
そういう行動の目的は何かと考えていくと、原油や天然ガスの消費を減らす事です。
CO2の発生を抑え、輸入による貿易赤字の拡大に歯止めをかけるためです。
目的がハッキリしているなら、そこを出発点として逆に考えていけば
手段として燃費の良いクルマに買い替えるよりもクルマを効率よく使い
無駄な消費を抑える事が重要です。
エコカーで一人動くより燃費が悪くても大勢が乗れるクルマの方が効率的です。
もっと単純に動かない事が一番です。
ジェット旅客機による海外旅行などもっての外となってきます。
大きな家の広い空間の冷暖房など意味の無い行動です。
それでも家にいる方が出かけるより消費するエネルギーは少なくてすみます。
やっぱり、だんだんケチのコンクールになってきます。
ケチの行き着くところは何もしないのが一番という結論でしかありません。
震災以降は電源を入れる事自体にためらいのあったアンプ達ですが、
今年はそんなわずかなケチは止めて遠慮なく使おうと思い始めています。
とくにアナログの楽しさの大きい真空菅アンプはもう少し活躍の場を増やしたいものです。
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by tatakibori | 2014-01-29 21:16 | オーディオ | Comments(0)

中国製小型デジタルアンプ

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このブログにたどり着く人の多くは小型デジタルアンプの情報を探しているようです。
そこで、現在メインに使っているオーディオを紹介します。
アンプは新型の中国製レパイです。
黒い躯体の旧型よりシルバーのこちらが繊細さも切れの良さも上のように思えます。
トーンコントロール回路をバイパスすると音質が向上します。
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スピーカーは自作箱の「叩き彫スピーカー・ツキヨミ」です。
ユニットは秋葉原のコイズミ無線がフォステクスに特注したFE127KO。
音源はipodやパソコンよりCDプレイヤーの方が間違いなく高音質です。
やや固い表現になる音楽もありますが、これ以上何が必要かと思うほど
満足しています。
古い設計の米国製ユニットより歪が少ないのは明らかです。
最新の小型の高級ユニットならどれを使っても不満はないと思います。
今世紀に入ってもこの分野は密かに大きな進歩を遂げているようです。
この程度の投資でここまでの品質が達成できるというのは驚きです。
古いLPレコードを聴いても期待は裏切られません。
むしろCDより相性が良いと思っています。
欠点はそのサイズゆえの低音の迫力不足だけです。
これから電気代がどんどん上がるのがハッキリしてきました。
古い重量級のアナログアンプは押入れにしまい、
小型デジタルアンプで節電しましょう。
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by tatakibori | 2012-09-13 20:12 | オーディオ | Comments(0)

低音が遅れる

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音楽が好きな友人の多くは「聴く人」ではなくて「演る人」です。
そこで興味深い話を耳にしました。
電気を使わないベースやバスドラなど低音楽器は音の立ち上がりが
録音された音楽のように力がないので遅れて聴こえるのです。
アコーステック・バンドの場合、演奏者はそこで一瞬早めに音を出すそうです。
エレクトリック・ベースや打ち込み系楽器では音の立ち上がりが早くなるので
演奏スタイルも違ってきます。
それならばオーディオマニアのよく言う「タイムアライメント」は制作者の意図と違う場合も出てきます。
そもそもライブの現場ではオーディオマニアの気にする音像定位とか空間表現とか考えてはいません。
音が前に出るとか、ノイズが乗らない、音が潰れないなどが制作者の苦労です。
クラシックのライブ録音でもバイオリンやフルートなら演者のちょっとした動きで再生される音の定位が動いてしまいます。
演奏者には定位という言葉さえ意味が違ってきます。
オーディオマニアの苦労や努力は見方を変えると完全に意味を失うのです。

発信者の立場から考えると、凝りに凝って多彩で力強い表現にチャレンジしたとしても
観賞者がそこを見て感じてくれなければ全くの徒労に終わるという事です。
美術にも音楽でいうオーディオマニアのような受け手の世界が多くあります。
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by tatakibori | 2012-05-19 08:47 | オーディオ | Comments(8)

低音再生

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スピーカーを新しく作ると音楽を鳴らしてチェックしなければなりません。
箱による違いというのはほぼ全部「低音再生」の差です。
周波数で言うと、たぶん100Hz以下の部分のようです。
自分の好きなレコードやCDを何枚もかけてチェックをするのがマニアです。
その昔ならピンクフロイド「狂気」(1973)の冒頭の心臓の鼓動のような
バスドラムの音です。これがCDの時代になって強力なアンプで
恐怖感を伴うような迫力で再生されて喜んだマニアも多いことでしょう。
それからマイルス・デイビス「アガルタ」(1975)です。
当時のLPレコードには「住宅事情の許す限り大きな音で聴いて下さい」と書いてあったのです。
たまげるような低音の迫力がこのレコードに詰まっているんだと夢がふくらみました。
そして、1976年にウェザー・リポートにジャコ・パストリアスが参加して
「ブラック・マーケット」(1976)、「ヘヴィ・ウェザー」(1977)が世の音楽ファンに衝撃を与えたのです。
このあたりまではまだ良かったのですが、時代はデジタルに進んでいきます。
1979年には打ち込み系の始祖とも言えるYMOが登場して「ライディーン」「テクノポリス」など
日本の巷で大流行したから、残念な事にベースやバスドラがどうとか
我が国ではほとんど言わなくなってしまいました。
今から思えば英米のエンジニア達は当時でも地味に音作りに苦労していたようです。
カーリー・サイモン「Boys in the Trees」(1978)の5曲目「Fly Me Face」のバスドラの
音などアナログレコードでは限界と思えるような重さがあります。
時代はCDになり、妙に軽くてレンジの広い低音で密度がないというかつまらない
オーディオ暗黒の時代が80年代に始まります。
我々は1992年のエリック・クラプトン「アンプラグド」の登場までオーディオの楽しみを
捨てなければなりませんでした。
1994年にはイーグルスのライブアルバム「Hell Freezes Over」が発売されオーディオ
マニア復活の時代がやってきたようです。このアルバムがいまだにオーディオ・チェックに
使われるのは6曲目の「ホテル・カルフォルニア」のコンガに打ち込みの低音が載せて
あるような重い響きがどう表現されるかが面白いからなのでしょう。
日本産でも竹内まりや「インプレッションズ」(1999)の11曲目「告白」の
打ち込み系ベース音などもけっこう人気があるようです。
ブライアン・ブロンバーグ「Wood」(2001)はアコースティック・ベースの音だけで売った名盤です。
最近、私が気に入っているのはakiko「akiko's holiday」(2003)の
11曲目「ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド 」のややウソ臭いベースの音です。
恥ずかしいですが、スピーカーの体操と称して小室サウンドの安室奈美恵「SWEET 19 BLUES」(1996)の
16曲目「ボディ・フィールズ・イクジット」の完全打ち込み低音も大迫力で鳴らす事があります。
挙げればきりがない話なのでこのへんにしておきます。
まだまだ低音だけで楽しめる音楽もたくさんあります。
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by tatakibori | 2012-05-11 18:09 | オーディオ | Comments(2)

叩き彫スピーカーver.2プロジェクト その3

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オーディオ系のネタが続くのは不本意ですが、
叩き彫スピーカーver.2「ツクヨミ」が完成したので報告です。
針葉樹合板で作りたかったのですが近くのホームセンターでは
入荷の目途がないので、しかたなくラワン合板で作りました。
広がる下部の方で箱鳴りがするかと思っていましたが
意外にも上の方の側板が少し鳴っています。
仮の箱で粘り気のある低音がしていましたが、
テーパー状の箱の特性かナチュラルな響きになりました。
やや低音の切れが悪いのでもう少しグラスウールを追加する予定です。
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余った素材で適当に作ったFE164という80年代頃の16cmユニットとの比較をしました。
FE127KOはさすがに21世紀のユニットで音のクオリティがまるで違います。
ジャズでビル・エヴァンスを聴くと圧倒的に新スピーカーが高音質です。
ロックに変えてジャクソン・ブラウンを聴くと意外にも歪が気にならなくなり
アコースティック・ギターの音に厚みのあるFE164も捨て難いものを見せます。
どんな音楽を聴くかで好みが違ってきますね。
ルックスは新型が落ち着きがあって良いと思います。

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by tatakibori | 2012-05-10 12:17 | オーディオ | Comments(0)

小型デジタルアンプは何を買うか

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オーディオについて相談を受ける事があります。
昨年末にオーディオマニアの間で大騒ぎになったステレオ誌付録デジタルアンプ
LXA-01Tの登場が大きなきっかけになっていると思われます。
先ずはLXA-01Tが手に入れられなかった人が何を買えば良いかです。
サイズ、トッピング、レパイの3つが候補になりますが私のお薦めはレパイです。
私の持っている物より改良が加えられて電源オンのポップノイズの低減や
低音の改善などが施されているそうです。
それぞれの個性の印象をまとめると・・・
LXA-01Tは他に比べて重心が低いような太い音がします。
付属のACアダプターが他より小さくて容量が1Aなので改善の余地はあります。
レパイには最初から5Aの大きなACアダプターが付いています。
トッピングは音が小さいようです。能率の低いスピーカーでは無理がある場合があります。
レパイは一番馬力があるので使えるスピーカーの範囲が広くなります。
小型デジタルアンプは値段相応の実力しかないと言う人もありますが
それは3ウェイの大型スピーカーなどの場合です。
重い30cmウーファーとネットワークなどあればパワーの無い小型アンプでは
どうしようもありません。
8~12cmフルレンジ一発を駆動するなら黄金時代(1980年前後)の7万円クラスの
プリメインアンプがカスに思えるほど素直な音が出ます。間違いありません。
よく出来た最新の10cmフルレンジスピーカーと3,000円ほどで手に入る
中国製小型デジタルアンプはオーディオの一つの大きな革命だと思います。
これで5枚セット1,000円のジャズ名盤CDを聴けば30年以上前の
アレは何だったのだろうと思い出します。
実に感慨深いものがあります。
ほんとうに豊かな時代になったと思えます。

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by tatakibori | 2012-04-27 21:55 | オーディオ | Comments(0)

叩き彫スピーカー番外編・ボイド管スピーカー

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ボイド管とはコンクリートの型枠に使う建築資材です。
厚手のボール紙で出来た筒の大きなものです。
塩化ビニールの大きなパイプを利用したスピーカーを作っている人達もあります。
もともと自作スピーカーはコンクリートパネル用や構造用の合板を
利用して作るのですからボイド管利用は自然な発想です。
大きな利点は軽くて強度のある長い構造です。
スピーカーのエンクロージャー(箱)の理論は色々とあるようですが
数をこなしていくと気がつきますが、長辺が長いほど低音がすっきりすると思います。
バックロードホーンや共鳴菅も折り返しがなければ歪が減るのは体験的に理解できると思います。
長いパイプはとても大きな笛のようなもので低音だけでなく中高音も盛大に響かせます。
バックロードホーンを自作した方なら苦労した経験をお持ちのはずです。
共鳴菅、バックロードホーン、音響迷路型のような動作を狙いましたが
響きすぎたのでグラスウールをたっぷり入れて末端にはバスレフダクト付きの
フタを取り付けタイムドメインタイプを横に寝かせたような形状になりました。
ユニットに正対しないのがミソです。
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一時テレビでも話題になった波動スピーカーを贅沢に作り直したようなものになりました。
全長2メートルはダテでなく品位の高い低音を奏でます。
ユニットもFE103Enより高品位と思われるマークオーディオです。
工事現場風の見た目はともかく実験としてはかなりの成功の部類です。
オーディオ的にどうとか言うより響きの良いBGMです。
波動スピーカーを買った人から見ると乱暴過ぎる実験に思われるでしょう。
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by tatakibori | 2012-04-05 08:51 | オーディオ | Comments(0)

叩き彫スピーカーver.2プロジェクト その2

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FE127koが45リットルもある大きなバスレフ箱でどんな鳴り方をするか
仮の箱で実験してみました。
元はFE164が2発の為に作った箱です。
色々と試していくうちにもの足りなくなったシステムです。
フルレンジは一発でツイーターも無しの方が品の良い鳴り方をします。
音が荒れる要因が増える事をわざわざする必要はないのです。
内容積が45リットルもある大きな箱に12cmフルレンジ一本では
低音不足になりそうですが、実際にはどうなるかやってみました。

FE127koはバックロードホーン専用のFE126Eと似た音色です。
アンプのデリケートな差をクッキリ示すような神経質さもあります。
トーンコントロールのちょっとした変化で大きく性格を変えるような
ところが印象的です。
やや高音を落として、低音を持ち上げると神経質さが消えて
どこで鳴っているのかと思うような重みのある低音が出てきます。
細かな調整をすれば大きな箱で困るような事はなさそうです。

現在、ホームセンターではグラスウールの断熱材と針葉樹合板が
品薄で在庫が無いものもあります。
針葉樹合板が店頭に出てくるまでは製作は出来ません。
震災復興需要の影響ならしかたのない話です。
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by tatakibori | 2012-02-19 20:41 | オーディオ | Comments(0)