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河井寛次郎の言葉

「遺憾なことにほんとうのものは大抵はいたましい中から生まれるものだ。」
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                        河井寛次郎
民芸の世界では有名な言葉です。
苦労とか逆境とかじゃなくて「いたましい」ですから
厳しいというよりむしろ悲しい世界です。
ほんとうの仕事をしたいと願いますが
いたましさを乗り越えて来たかは自信がありません。

何故かこのような作品が手元にあります。
昭和25年ですから裏から彩色してあります。
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力強さに圧倒されそうです。
(木版画は棟方志功)
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by tatakibori | 2008-06-25 20:44 | 仕事 | Comments(0)

創造の源

オリヴァー・サックス著「火星の人類学者」(脳神経外科医と7人の奇妙な患者)
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これは全米ベストセラーとなった医学エッセイです。
事故や病気で脳に損傷を負った人や自閉症の人達の特異な創造力などについて
書かれています。
病気や障害のある人全てに創造力がある訳もないし、
芸術家が全てそのようなハンディのあるという事もありません。
ただ創造力の源を考えるヒントにはなります。
この本、じつは父の持ち物を整理していて見つけて読んでみました。
父は網膜はく離の後、左目の異常に苦しんでいました。
その頃に見つけて買ったようですが、たぶん読んではいないと思います。
エッセイながらたいへん読みづらい文章です。

興味深く読んだのは
自閉症の人がモノマネが上手な場合があるという話です。
一種のアイデンティティの飢餓感のようなものがあり、
他の人格を借りたり取り込む必要があるかもしれない。・・・
そして音楽にも天才的な才能を発揮する事があるようです。
演奏中は自由で優雅で情感豊かに変身するのですが、
音楽がやんだとたん、また自閉症に戻るそうです。
(これに思い当たる天才ミュージシャンがいます。)

私の祖父は40歳前に脳を患ってからデフォルメされた独特の作風をあみ出します。
それは円空よりもさらに自由奔放でありながら計算されたバランスが見事です。
棟方志功が絶賛した作風は脳の障害がもたらした賜物かもしれません。
それを代々受け継いできたのです。
だから祖父と同じ事は出来ません。
それを理解する為にも人間の本質や脳や精神のしくみを考えていると
いう訳なのです。
人間の進歩の源は遺伝子のエラーや病気や障害など何かの
マイナス要因である場合の方が多いのは間違いないと思います。
ただし、それを文化として発展させ、後世に残していくには
力強い健康な魂が必要であると思います。
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by tatakibori | 2008-06-20 21:20 | 読書 | Comments(0)

エコ・オーディオ

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真剣にエコを考えなければならない時代に突入しました。
デジタルアンプはエコなオーディオですが
レコードを聴くにはフォノイコライザーが必要です。
そこで安価でエコなフォノイコライザーを探しました。
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オーディオ・テクニカ製のミニコンポなどでアナログレコードを聴くための機器です。
スピーカーは16cm2ウエイを30cm角の自立式平面バッフルに取り付けただけ、
案外良い音がします。
これで消費電力が極端に少ないBGMシステムが出来あがりました。
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by tatakibori | 2008-06-18 21:26 | オーディオ | Comments(2)

後期高齢者医療制度3

そもそも後期高齢者医療制度は団塊世代が後期高齢者になった時に
それを支えるだけの働く世代の人口が足りない為になんとかしようと
考えられたことです。
現在の75歳以上の老人にはほとんど関係ないと思います。
実際に今までの国民健康保険の制度と負担はほとんど変わっていません。
この制度は今後は老人の負担を増やす方向で変っていくに決まっています。

何故そんな事をしなければならないか理由をよく考えてみましょう。
今の日本の若者は働く意欲どころか生きていく意欲が他のアジアの
国の若者に比べて全くないように見えます。
それは未来への希望がないからだと思います。
悪化する一方の地球環境、やがて枯渇する化石燃料、
国民に重くのしかかる国の借金800兆円
さらに介護保険や年金、医療保険の負担、
消費税もやがて20パーセント近くになるでしょう。
今の高校生のかなりの割合が結婚して子供を産むという未来を
全く考えていないそうです。

今、日本に未来はなくなりつつあるのです。
政治家達に国の借金を減らす事も考えて欲しいと思います。

子供達に少しでも明るい未来を作ってやりたいとは思いませんか?
親の残した借金の返済に苦しみ、老人達の面倒を見ていては
発展的な事など何も出来ないうちに人生が終わってしまいますよ。

バカバカしい政争の道具にしてしまった政治家達の不真面目さには
ほんとうに腹が立ちます。
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by tatakibori | 2008-06-13 22:10 | 日々の生活 | Comments(1)

後期高齢者医療制度2

今日、父の病院の支払いをしてきました。
5月分です。
今回が初めてのまるまる一ヶ月分の支払いでした。
今までは、
3月18日から3月末、4月1日から転院した25日まで、
4月25日から4月末までと細切れになっていたのでした。
5月分は全部療養型の病棟です。
昨年の祖母の入院の費用と比べると、じつは少し安くなっています。
病院が違うのでシステムや治療も違うから一概に比較はできませんが
明細を見ると医療費と食費負担に関しては
かなり安いから、負担は減っていると思われます。

父は2日より老健へ移りました。
システムや役割が違うので規則として病院で着ていた服が使えません。
今度は普通の日常着に近いモノを用意しなければなりません。
病院や介護施設では元気な人が家庭で着るより明るい色の
洋服が良いようです。世話をする人は女性が多いので
明るい色が好まれるのです。そういう事は男ではなかなか
気がつかないですね。
あとは着せ替えが楽であることや、この時期は洗濯が早く乾く
のも大切な機能です。
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by tatakibori | 2008-06-04 21:17 | 日々の生活 | Comments(0)

新ニッポン人

テレビで今の20代を「新ニッポン人」と名付けて
新しい価値観を持っていると紹介していました。
*クルマを欲しがらない。
*酒を飲まない。
*マージャンは知らない。
*お金を使わない・・・
などが特徴らしいです。
私も学生の頃は時々マージャンをしましたが
あれほど時間の無駄使いは無いと思っていました。
テレビゲームが登場した時に、これでマージャンが廃るなと思いました。
昭和40年代に始まったモータリゼーションはたしかに活気がありました。
年収を軽く越える値段のクルマを平気で買った時代です。
田んぼや山を売ってまでして高級スポーツカーを買った人もありました。
これだけ健康のための情報があふれていればタバコを吸ったり
体質に合わないアルコールを無理して飲む人などいないのは
あたり前です。
昔の若者より今の20代の方が健全で豊かなのは明らかです。

でも何か失われたモノがあるのは事実だと思います。
それは強い生命力だったり、潔い美しさであったりするのでしょうか。
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こんなクルマを見ていると子供の頃のまだ美しかった風景を思い出します。
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by tatakibori | 2008-06-02 21:31 | その他 | Comments(4)