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カオス

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もう一つ流行語を・・

「カオス」と言う言葉を知っている40代以上は博識だと思います。
30歳以下では知っていても普通です。

カオス (Χάος, Chaos) とは、「混沌」を意味する古典ギリシア語。英語読みではケイオス。
ギリシア神話に登場する原初神。

若い人の場合は、遊戯王というアニメとカードゲームで知った人がほとんどです。

日本語では最も近い言葉に古事記の序文に「無名無為(なもなくわざもなし)」があります。


 臣安萬侶言。夫混元既凝。
 氣象未效。無名無為。
 誰知其形。然乾坤初分。
 参神作造化之首。陰陽斯開。
 二霊為羣品之祖。所以出入幽顕。
 日月彰於洗目。
 浮沈海水。神祇呈於滌身。
 故太素沓冥。因本教而識孕土産島之時。
 元始綿貌。頼先聖而察生神立人之世。
 是知懸鏡吐珠。而百王相続。
 喫剣切蛇。以萬神蕃息與。
                   (原文)

臣、安萬侶、言す。夫れ混元既に凝りて。
 氣象未だ效はれず。名も無く為も無し。
 誰か其の形を知らむ。然して乾坤初めて分れる。
 参神造化の首を作る。陰陽、斯に開けり。
 二霊羣品の祖たり。所以に幽顕に出入する。
 日月、目を洗うに彰はれ。海水に浮沈し。
 神祇身を滌ぐに呈はる。故、太素の沓冥なる。
 本教に因りて土を孕み島を産みたまいし時を識れり。
 元始の綿貌たる。
 先聖に頼りて神を産み、人を立てたまいしの世を察らかにする。


梅原猛氏訳文
混沌とした世界のはじめはすでに凝り固まりましたが、
 万物を形成する生命とその活動はまだ現れませんでした。
 その状態はちょうど老荘のいうように、無名無為の状態であり、
 誰もその形を知る事ができませんでした。
 しかしながら、やがて天と地とが分かれ、
 天之御中主神、高御産巣日神、神産巣日神の三柱の神が、
 最初の創造の神さまとして現れ、
 陰と陽、男と女の区別が生じて、
 伊邪那岐神と伊邪那美神が
 すべてのものの生みの親となられました。
 こうして、伊邪那岐神はこの世から黄泉の国に行かれ、
 また黄泉の国からこの世にお帰りになり、・・・


無名無為の出典は老子ですが古事記では一歩進んで宇宙の根源を表す言葉として使っています。
いずれにしても人間は本能として宇宙の始まりを思う事ができるのです。
DNAに刻まれたカオスの概念はけっして新しいものではありません。
どこにでもある普通の感覚とも言えるのです。
しかも、ビッグバン理論のような宇宙の成立の仮説とも一致するように思えます。

無名無為 : 名も無く、為(わざ)も無し
覚えておいて下さい。
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by tatakibori | 2010-04-30 08:47 | 日々の生活 | Comments(2)

自宅警備員

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最近の流行語は2ちゃんねるやニコニコ動画などから発生することが多いようです。
今年、よく目にする言葉が「自宅警備員」です。
検索して下さい。アンサイクロペディアというパロディサイトに詳しい解説があります。
流行語大賞にノミネートされるべき言葉ですが、そういう話題はまだ出ていません。
流行語大賞そのものが時代遅れである証拠です。
すでに流行や文化は雑誌やテレビ、映画よりコミックや2ちゃんねる、ニコ動から生まれています。
その点では確実に新しい時代に入ったようです。
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by tatakibori | 2010-04-28 21:19 | 日々の生活 | Comments(2)

何をして暮らしてますか

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生活の糧、収入源の事です。
他所から津山を訪れた人は不思議に思うそうです。
「この地域の人達はどうやって生活しているのだろう?」
目立つ地場産業も無いし、工業団地の工場は縮小あるいは閉鎖も多いようです。

ぐるりと周りを見渡してみると、
学校の先生、市役所や県職員など公務員、医療福祉関係、消防署、自衛隊、警察に農協・・・。
民間なら金融機関、保険、自動車販売・修理。
自営なら薬局、診療所、不動産、それに社会福祉法人。
工業団地の工場にも。

医療福祉も国のお金で食べています。
工場は本社は大阪、名古屋、東京や外資系もあります。
地域外からお金を稼いでくる産業は皆無と言えます。
(例外的に有名な養蜂場、卵を洗う機械の会社などあります。)
はっきり言って、岡山県北・美作地域は国のお荷物と言えます。
独自性の強い北陸方面や岡山県南部の会社経営者から見ると不思議な地域だそうです。
同じような問題を抱える地方は多いのではないでしょうか。

でも沖縄をそのように語ってはいけません。
普天間基地移転問題で揺れていますが、
民主党政権は何を最重要視しているのか分からなくなってきました。
沖縄は太平洋戦争当時、国内では唯一地上戦が行われ、市民をふくむたいへんな死者がでました。
さらに戦後はアジアで最大の米軍基地の島として日本の犠牲になった場所です。
しかし、その米軍があるから成り立っている経済活動もあるでしょうし
今すぐに簡単に出て行けと言えない立場の人もあるでしょう。
現実に戦闘機や輸送機が爆音を出しながら軒先をかすめていく所に住んでいる人もあります。
そこに何かの解決策があるように思えます。
負けた戦争の「戦後」はまだ終わっていません。
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by tatakibori | 2010-04-27 19:42 | 日々の生活 | Comments(2)

依存症

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最近、太田胃散を度々飲むようになりました。
明け方に胃が少し痛いような気がして目が覚める事があります。
冷静に考えてみると、思い当たる事があります。
コーヒーの銘柄を変えた、紅茶も毎日飲んでいる、食後に煎茶を飲むようになった・・・。
カフェイン依存症かもしれません。
以前にも同様の事がありました。

祖父は煎茶が好きで歯が緑に染まるほど飲んで胃潰瘍になったと聞いています。
薬も好きで、「ハッキリ」と「シロン」がいつも手元にあったのは覚えています。

人間は常に刺激を求めて何かに依存しているようにも思えます。
アルーコール、ギャンブル、タバコなどの依存、摂食障害に借金依存、お買い物依存症、
インターネット依存症など思いあたる症状はありませんか?
米国の大物ゴルフ選手で有名になったとんでもない依存症もあります。

ワーカホリックという忙しくしていないと落ち着かない人々もいます。
平和で静かな生活では満足できないから借金をして事業を起こし自分を追い詰めていきます。

私は何の依存症でしょう。
趣味が軽度の依存症であるなら、カメラ、オーディオ、インターネットなど重症の内かもしれません。
○○○フェチと言うのがありますが、「フェティシズム」の心理学的な意味などとは離れて
単に嗜好としてよく使われるようになっています。
インターネットは知識欲というか「何でも知っていたいフェチ」の側面があります。
これは博識と言う崇高なものより人間の弱さの露呈の場合もあるから厄介です。
デジタルになってアマチュアカメラマンの技術は止まることなく向上を続けています。
これに魅せられて中毒気味の人は多いと思います。
オーディオの場合は価値観がそれぞれの人でほぼ全部違うから
周りからは同好の士のように見えてもお互いに相容れない場合がほとんです。
他人の入っていけないとても変な趣味だと思います。
ケーブル・フェチとか音像定位フェチになると一般人には理解不可能です。
長年やってきて自分の好みがはっきりしてきたり、他人と比べる機会を得たりして
私はたぶん「低音フェチ」だと自分で思います。
これは物量がものを言う場合が多いので依存症としてはタチが悪そうです。

とにかく、今日からは煎茶と紅茶は止めて、コーヒーも薄目を少しだけにしようと思います。
タケノコや山菜の美味しい季節になったから胃の力をそちらへ注ぐようにするのです。
結局、何かに依存している状況は何も変わらないようですが・・・。
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by tatakibori | 2010-04-21 09:21 | 日々の生活 | Comments(12)

日本人カメラマンの死

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先日来、ここへ書こうと思っていた事があって考えをまとめていたのですが
その考えが根底から覆されるような事件が起こりました。
タイで死んだ日本人カメラマンの最後に撮影した画像をテレビで見ました。
最近はyoutubeなどで衝撃的な映像は見慣れてきたつもりでしたが
さすがに生の戦場でほんとうに命を懸けた取材は悲しいものがあります。
「削命」という言葉が頭に浮かんできます。

生きている実感を得るには極限状態に身を置くのがてっとり早い方法です。
虚無を感じるヒマを持たず、何かに追われながら日々の達成感を必死になって作るのです。
経験のない人は、膨大な借金があれば人生は苦しみだけになると思うでしょう。
しかし、現実にはそれを乗り越えるために日々の希望をつなぐ努力こそが必要です。
それを「逆マネーゲーム」と思い戦える人間こそが生き残るのです。

もっと切実なのが戦場カメラマンだと知りました。
「・・・地獄の上の花見哉」より一歩進んで地獄の中にいてこそ得られる希望や喜びがあるのです。
自身の名誉やお金のために動いていたとは思えません。
崇高な使命感や大きな達成感がそこにあったと想像します。



ニヒリズムからの脱却には、それぞれの職業において如何に希望を持って生きるかがたいせつだ
・・と結論めいた事を書こうと思っていましたが、それほど単純な事で無いようです。
絵に描いたようなささやかで平和な幸福を目標に出来る人の方が少ないのは確かです。
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by tatakibori | 2010-04-14 09:24 | その他 | Comments(2)

不景気はどこの国の話なんだろう

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辺鄙な田舎に引きこもって、ニュースだけ見ているとたいへんな不況の真っ只中にいるように思えてきます。
実際に自分の生活は相変わらず楽にならず、ワーキングプアーからの脱却は一生不可能かと覚悟をきめつつあります。
たまに人がたくさんいる都会に出ていくと、高速道路はクルマであふれ、
町は若い人達や外国人観光客などで大賑わいです。
バブルがはじけて大変な事になっているドバイでもそこに長く住む人達の生活は何も変わらないそうです。
たしかに収入は減りましたが、物価も下がっているので生活のレベルを下げるほどの事はありません。
ほとんどの人々は、特別な贅沢を望まなければ満ち足りた生活を送っているようです。

たまには旅をして日常を忘れて、色々な事を広い視野で見るようにするのも良いでしょう。
不況で行き詰って苦しんでいる時が、実は新しい何かのスタートかもしれません。
次の波に乗り遅れないためにも、前向きでいたいものです。
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by tatakibori | 2010-04-05 20:23 | 日々の生活 | Comments(4)