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燃費

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先日、伊勢神宮までクルマで往復しました。
約700kmで40Lほどのガソリンを消費しています。
およそ17.5km/Lの燃費という事になります。
例えば燃費の悪いと思われるアルファードなら高速燃費が11km/L程度との情報がありますから、
63Lの消費が考えられます。
最も燃費の良いクルマならアクアですが、28km/Lとすれば25Lの消費となります。
アルファードを持ち出すくらいだったら5名乗車とすれば一人当たりの消費は12.6L。
同様にアクアで2名なら12.5Lとなり、アルファードと似たような数値です。
用途を考慮すればアルファードは燃費の悪いクルマとは言えないようです。
1人で乗る機会の多そうなサクシードはけっして「エコ」なクルマとは言えません。

ニューヨークへ旅すれば、往復で2万km以上、ジェット燃料はサーチャージ料金で
47,000円ほどですが、一人当たりで約1000L程の消費になるそうです。
普通のクルマなら一年間走ってもそれだけの消費はできません。
ジェットは経済効率から言えば悪くない輸送機関ですが、
やはり消費そのものは膨大なものがあります。
300名ほどの定員の旅客機と1300名の新幹線では効率が全然違います。
しかも移動距離の短い鉄道の旅と長い空の旅では比較にならないものがあります。

地球を破壊する化石燃料の消費、地球を汚す原子力と
人類がエネルギーを消費する事そのものが間違っていると考えるなら
人間がいなくなれば地球はやがて元通りにきれいになるかもしれません。
こういうのが終末思想というかニヒリズムというか、多くは一神教の外国から来た考えです。
縮小傾向のデフレ経済を止めるにはエネルギー消費の増加も避けられない部分があります。
縮小しても良いではないかと言う人もありますが、1000兆円の財政赤字が
若者に重くのしかかっている現実から目を背けることはできません。
何が「善」かは簡単には言えませんが、あちらもこちらも考えながら
ゆっくり前に進むしかないのだろうと一人で長い道中の流れる景色を
眺めながら思うのでした。
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by tatakibori | 2013-06-28 10:14 | 日々の生活 | Comments(0)

アートによる町おこし

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現代アートによる町おこしがブームです。
香川県直島町の成功例が注目を浴びているからです。
瀬戸内国際芸術祭も今年は2回目を迎えてたいへんな賑わいで
地元には大きな経済効果があったという話です。
直島というとベネッセと安藤忠雄が瀬戸内海の島をアートの島に変えたと
地元岡山でも多くの人が思っています。
ところが、香川県の年配の人にとっては視点が少し違ってきます。
直島が芸術的に生まれ変わろうとした大きなきっかけは1970年の
小学校の完成だったのです。
1959~1995年に町長を勤めた三宅親連氏はまだ東大の大学院生だった
建築家の石井和紘氏に思うようにデザインを任せたのです。
この2人のコンビで幼稚園と保育園を統合した幼児学園、役場庁舎など大胆で芸術的な建築を増やしていきます。
島民の斬新な現代アートへの理解はこうやって生れていったのです。
福武書店の創業者福武哲彦氏と三宅町長の会談はさらに後の1985年と記録にあります。
アートによる町おこしは1960年代の終わりに始まっていたのです。
じつに40年の歴史を持つ大きな意思によって直島は変わっていったのでした。
三宅氏は島の神社の宮司の家に生まれ、上品で凛とした人柄は多くの人の尊敬を集めました。

当然ながら、今から「現代アートによる町おこし」などと言うのは40年遅いのです。
奈義現代美術館が1994年の開館です。
美術館の存在そのものは全国的にも認知を得て大きな成果が上がっているようですが、
経済効果とか観光資源としての価値は地元住民の多くは認めていないのが現実です。
歴史の必然が無いものをどうやって育てて町おこしに繋げていくか今後の課題だと思います。
今から思いたってアートの掛け声をあげるなら、それなりの長期的なビジョンと
社会的必然性を考慮しなければならないでしょう。
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by tatakibori | 2013-06-17 11:11 | アート | Comments(0)

フォント

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秋の工芸作家展に作ったカードです。
手刷りの木版画で上下にインクジェットプリンターで文字を入れました。
フォントは読みやすい細丸ゴシックです。
教科書体も正しい楷書という雰囲気で好きです。
私のDMハガキは主にこの2つのフォントで制作します。
木版画で文字を彫る場合も書体を考えて、自分なりのスタイルですが
ある程度のパターンを決めています。
カタカナのクラフトデイズは隷書を意識しています。
全体のデザインは雑誌「民芸」の広告にありそう・・というイメージです。
実際の民芸誌に出ている多くの広告の文字はもっとシンプルというか
デザインされてないゴシック調です。
いかにもありそうな民芸臭いクセのある文字は意外にもありません。
フォントで個性を主張するのも一つの手段です。
そして手描きや木版画の味を加えるのが私の方法です。
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by tatakibori | 2013-06-16 08:01 | 仕事 | Comments(0)

豊受大神

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伊勢神宮の外宮は豊受大御神(とようけおおみかみ)をお祀りしています。
天照大御神(あまてらすおおみかみ)は知っていても、外宮の神さまがどんな
神さまなのか知らない人も多いようです。
雄略天皇の夢の中で天照大御神の教えを受け、豊受大御神を丹波の国から、
内宮に近い山田の原に迎えたのは今からおよそ1500年の昔のことです。
豊受大御神は御饌都神(みけつかみ)とも呼ばれ、
御饌(みけ)、つまり神々にたてまつる食物をつかさどるのです。
この事から広く農業を始め食べ物にまつわる仕事の人々は
むしろ外宮にお参りすると聞きます。
農業系の高校や大学の教員で外宮にお参りする知人もあります。
日本人は清浄な水に恵まれたこともあり食の安全に気を遣います。
真心を込めた食物を売る店や食堂は多少高くついても人気を集めているようです。
豊受大神宮が内宮と同じ正宮の格式で建てられている事が
日本人の食べ物への気遣いと感謝の気持ちを表しているように思えます。

ただ一つ気がかりなのは、天照大神さまの絵は多くありますが、
豊受大神さまの絵が少ない事です。
もっと親しみと敬いの気持ちを多くの人に持っていただくために
木版画を制作しました。
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by tatakibori | 2013-06-15 19:54 | 神社 | Comments(0)