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鑑定から体験へ

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長引く不況と言われながらも骨董や古美術の業界は相変わらず盛況だそうです。
テレビの人気番組の影響で一般の人まで鑑定に興味を持った事もあります。
少しぐらい美術に興味を持つ人ならだいたいの相場など常識化してきて
多少の事では驚かなくなってきました。
そうなってくると希少性の高い、所謂レアものを探さなければなりません。
勢い余って出所の定かでない大作まで登場して話題になります。
すでに行き着くところへ来てしまった感があります。

岡山では駅前に新しくできる超大型ショッピングセンターが話題です。
面白いのは「体験型の店作り」とかテレビのスタジオ、コンサートホール、
そして「芸術作品のミュージアム」が設置されるそうです。
いよいよ美術もデパートからショッピングモールへ場所を移す時代になったのでしょうか。
それよりも「体験型」というキーワードが気になります。
美術工芸の作家達の仕事でもワークショップなど教室を開いて、
人の輪を広げたり、作品に親しんでもらうイベントが多くなってきました。
若手はむしろワークショップが主体だと言います。
その作品の楽しみが、金銭的などの価値を見出す事より
どうやって作っているかと言うこだわりや技術への理解へと
移っているようです。

私の個人的な仕事の範囲では、一億円の版画には興味を持たなくても
自分で楽しむポストカードに熱中する版画ファンが多いようです。
自分で彫って、飾ったり、手紙にして人に送れば
より純粋な芸術的行動であり、崇高な満足が得られるのは
間違いありません。
そこに血の通った、肌の触れ合いがあり、
今生きている人をたいせつにする気持ちがあるからだと思います。


時代は確実に「鑑定」から「体験」へと動いています。
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by tatakibori | 2014-01-30 07:33 | アート | Comments(0)

節電

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昨年の貿易収支は11兆円以上の赤字というニュースがあります。
円安と原油高によるエネルギー調達コストの高騰が最大の原因です。
大飯食らいの自動車や照明・空調機器、オーディオアンプなどは
一気に色褪せて見えるようになりました。
オーディオアンプは小型デジタルが注目を集めているようです。
このブログの検索ワードは常に「小型デジタルアンプ」がトップです。
真空菅アンプも消費電力が大きいですが、
写真の大型コンサートホール用のアンプは桁違いに多くの電力を消費します。
最近は電源スイッチを入れる機会も減ってきました。
個人レベルでのこういったエコはほとんどケチでしかないのは分かっていますが、
もともとケチなのと電気を無駄に使ってはいけないという気持ちが働きます。
そういう行動の目的は何かと考えていくと、原油や天然ガスの消費を減らす事です。
CO2の発生を抑え、輸入による貿易赤字の拡大に歯止めをかけるためです。
目的がハッキリしているなら、そこを出発点として逆に考えていけば
手段として燃費の良いクルマに買い替えるよりもクルマを効率よく使い
無駄な消費を抑える事が重要です。
エコカーで一人動くより燃費が悪くても大勢が乗れるクルマの方が効率的です。
もっと単純に動かない事が一番です。
ジェット旅客機による海外旅行などもっての外となってきます。
大きな家の広い空間の冷暖房など意味の無い行動です。
それでも家にいる方が出かけるより消費するエネルギーは少なくてすみます。
やっぱり、だんだんケチのコンクールになってきます。
ケチの行き着くところは何もしないのが一番という結論でしかありません。
震災以降は電源を入れる事自体にためらいのあったアンプ達ですが、
今年はそんなわずかなケチは止めて遠慮なく使おうと思い始めています。
とくにアナログの楽しさの大きい真空菅アンプはもう少し活躍の場を増やしたいものです。
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by tatakibori | 2014-01-29 21:16 | オーディオ | Comments(0)

窈窕淑女

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新作展を目前に控えて制作中です。
年賀状にも使った、ややエキゾチックと言われた新キャラクターを板に彫りました。
添える言葉を選ぶのに難儀しました。
「窈窕淑女」とは,
窈窕(ようちょう)たる淑女(しゅくじょ)は
琴瑟(きんしつ)之(これ)を友(とも)とす
「詩経」にあった言葉です。
意味は「しとやかなよきおとめは、ことをひいて友としていつくしむ。」です。
 窈窕(ようちょう:美しくしとやかなさま。上品で奥ゆかしいさま。
 琴も瑟も、楽器の名前です。
古代中国の心豊かな世界がありますね。

塗装は未完成です。
月末の地味庵での新作展でご覧下さい。
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by tatakibori | 2014-01-09 11:46 | 仕事 | Comments(2)