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カリスマ

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私は印象が薄い、存在感がない、カリスマ性に乏しい、オーラがない、
芸術的インパクトに欠ける・・・等々を言われる事があります。
親しい友人は芸術家にしては普通というか、常識的な人格だと私を評価します。

オーラとは「霊気」ですから発する人と受ける人があって成り立つ現象であり、
きわめて抽象的で科学的根拠に欠けるかもしれません。
カリスマとはwikiには
「預言者・呪術師・英雄などに見られる超自然的・または常人を超える資質のこと」
とあります。
やや詐欺師っぽい雰囲気のようにも思われます。
カリスマの演出をアドバイスしているサイトには態度や服装についても書いてあります。
人の話を聞きながら答えを考えるのは良くないそうです。
2秒くらい間をおいて返事するのがカリスマ性の演出になります。
服装は、より男性的、女性的に心がけるのが良いそうです。
男の場合、ヒゲや軍服、サングラスなど浮かびます。
インパクトとは「衝撃」ですが、強い影響力という意味に使われているようです。
非凡な発想で社会のモラルを無視するのがより強いインパクトのようです。

まあ、ありもしない超能力を示すための演出の話にも思えます。
そういう訳で、私はこれからも平凡に生きていたいと思います。
私の考える芸術は中国の伝統社会でいう「文人」の文化学問であり、
それを語る人の集まる「サロン」なども必要です。
現代なら映画やジャズに始まるサブカルチャー的な文化に対する
基礎知識なども求められます。
文化の全部を網羅できませんが、個性に応じて文人である事が
芸術を愛でる人ではないかと言うのが私の考えです。
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by tatakibori | 2014-07-26 19:51 | アート | Comments(0)

8月15日

以下メモ

帰ってきた去年の夏、私はふとある老作家の戦時中の日記をよみ始めて、八月十五日の夜平和恢復の喜びを祝ふ酒をくむ條に到り、つひにその続きを読み続けるに耐へなかつた。忽ち私は悲しいことを思ひ始めたのである。しかし人心は急に変つたのではない。変りに気付くにおそかった人と場合があるといふだけのことである。・・・
保田與重郎「みやらびあはれ」より


八月十五日。陰りて風涼し。宿屋の朝飯、鶏卵、玉葱味噌汁、はや小魚つけ焼、茄子香の物なり。これも八百膳の料理を食するが如き心地なり。飯後谷崎君の寓舎に至る。・・・・・・出発の際谷崎君夫人の贈られし弁当を食す。白米のむすびに昆布佃煮及牛肉を添へたり。欣喜措く能はず。食後うとうとと居眠りする中・・・・・・S君夫婦、今日ラヂオの放送、日米戦争突然停止せし由を公表したりと言ふ。あたかも好し、日暮染物屋の婆、鶏肉葡萄酒を持来る、休戦の祝宴を張り皆ゝ酔うて寝に就きぬ。
永井荷風「断腸亭日乗」より
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by tatakibori | 2014-07-04 13:17 | 読書 | Comments(0)