還暦記念の個展

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5月20日~22日の3日間近くのイオンモール内のホールで
創作を始めてから今までの比較的大きな立体作品を
並べて集大成的な個展を開きました。
総重量が1トン以上、点数にして120点ほどの展示です。
会場はショッピングセンターの多目的ホールで、
普段は講演、会議、講習会、映画上映、ミニコンサートなど
色々な催事に使われている施設です。
スポットライトと白い壁があるので沢山の作品を並べると
それなりの美術展の雰囲気が出来上がります。
時間的、質量的に密度の高い展示が来場者に感じていただけたと思います。
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美術に専門的に携わってきたある方が興味深い感想を言いました。
「このような広い会場でスポットライトを当てると、工房で見る
作品の持つ親しみが薄れているようです。」
美術館のような、もっと広くて専用の空間にゆったりした間を持って
展示すればさらに親しみが薄れていくかもしれません。

最近行った我が家のリフォームの打ち合わせで「生活感」という言葉が
よく出てきました。
生活感を出したくないという方も多くて、施主の嗜好を判断しながら
細かな配置やデザインを決めなければならないようです。
私の考えは合理性が優先ですから、生活感の排除のために不便になるような
配置は必要ないと伝えました。

この「生活感」のようなものが工房にあって、それが作品に親しみを
プラスしているのです。
冷たいRC構造の大きな空間にプラスターボードを張って作り上げ
られた白い無機質な展示ホールは音の残響も長くて、無意識のうちに
居心地の悪さを観客に与えます。
その暗い空間にスポットを当てて浮かび上がらせる手法は非日常であり
人々の生活とは隔絶されたものであり、ある種の客観性を失っているとも
言えるでしょう。
作品がどうであるかより、そこに持って行って展示する事の方が
意味が大きくなってきます。

今回の来場者のほとんどが「優しい表情になごみました」と
言った事が私の個性なら、これからの活動の方向性が
はっきりしてきたように思えました。
創作の分野の仕事は奥が深いので、今時の還暦は
まだまだこれからとも言われます。
元気でいられる間はまだまだ何かを彫り続けたいと
願っています。





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# by tatakibori | 2016-05-26 08:52 | 仕事 | Comments(0)

住まいの改善6

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外では下水工事も行われています。
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天候にも恵まれて順調に進み、予定より一日くらい早くユニットバスを設置できました。
当地はクリナップの大きな工場があるので勢力が強くて、我が家もクリナップです。
工場は我が家の墓地の近くなので良く知ってましたが、ショールームに入ったのは今回が初めてです。
洗面台やエコキュートの電気温水器など周辺機器も必要です。
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かなり狭くなりましたが、今度は冷たいタイルや冷気を運ぶ大きな窓がないので
小さくても幸せを感じる入浴が出来そうです。
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他所のお宅かと思うような空間が出来上がってきました。
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トイレは車イスのまま入れる充分な広さにしました。
3個あったものを一つにしたのです。
ちょっとした仕掛けがあって、立ち上がると自動で水が流れます。
トイレが主目的だったのですが、便器自体はそんなに高価なものではありません。
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住宅雑誌や広告で見かけるキッチンよりはかなり地味な感じですが
やや広くて3人くらいで料理しても大丈夫です。
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実質的には3週間くらいでほとんど出来上がり、4月25日には全ての作業が終了しました。
結果的には住宅建築専門のベテラン設計士が管理したので、有効に予算を使い
満足のいくものになりました。
安く上げるだけが主目的なら他にも方法がありますが、私が一人で使うものでも無いので
客観的な意見を入れるためにも設計士に任せるのは、たいへん良い方法だったと思います。

水回りがしっかりしたら、後は自作可能な部分が多いのでこれからが楽しみです。
先ずは、建具屋さんと玄関の戸を考えています。




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# by tatakibori | 2016-05-16 10:11 | 日々の生活 | Comments(0)

住まいの改善5

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リフォーム部分は大きく2ヶ所でその面積はキッチンが約6畳、
トイレと風呂部分が約13畳です。
キッチンは22畳ほどの広い部屋のコーナーだけ改装します。
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トイレと風呂、脱衣場と洗面、廊下で合わせて約6.5坪弱の空間です。
大工さん泣かせで「この部分、新築した方が安いよ」との事ですが、
面倒な工事も丁寧に進められて行きます。
天井、壁はプラスターボードにクロスを貼りますから、
下地の段取りは寸法合わせに終始して手間がかかるようです。
電気工事は天井裏で密かに、速やかに進んでいました。
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いびつな空間に真っ直ぐにキッチンコーナーが組み立てられていきます。
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天井と壁がつけば、それらしくなってきます。
お風呂はユニットバスなのでぽっかり空いています。

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# by tatakibori | 2016-05-16 09:33 | 日々の生活 | Comments(0)

住まいの改善4

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工事は3月30日に始まりました。
先ずはLPガスの撤去と解約をして、便槽の清掃から始まります。
仮設トイレが持ち込まれて、35年余り使ったトイレとさようならです。
仮設は和式で慣れないので、かなり戸惑いました。
塩手池の公園のトイレが良いとか、コメリで買い物をしてトイレを借りるとか、
色々な方法が検討されましたが、野菜直売所のトイレが新しくてシャワートイレだったので
タイミングと時間が合えば買い物ついでに利用させてもらうのがベストでした。

取り壊されたトイレスペースはもともと広いのですが、土台が腐っていたり、
天井もしっかりしてないので思い切って取り去られてさらに大きな
空間になっていました。
我が家のメリットは広さと高さがあり、その制約を受けない事です。
デメリットは水平、垂直が怪しい部分が多いのと壁が波打っていて
真っ直ぐでない事です。
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お風呂の基礎が作られ、土台の大きな材が入れば良いものが出来そうな気分になってきます。
基礎屋さんと大工さんの仕事の合間をぬって水道屋さんのアクロバティックな仕事が進みます。
この辺の段取りは設計士とそれを補佐する棟梁の腕の見せ所のようです。

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# by tatakibori | 2016-05-15 09:43 | Comments(0)

住まいの改善3

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最初の計画では予算をオーバーするので、設計の見直し作業で着工は3月末までずれ込みました。
当初は玄関も移して南が開ける明るいLDKという計画でしたが、
なにせ広い我が家は何かと高くつきます。
玄関はそのままで、今までのトイレの場所にお風呂とトイレを作る事にしました。
それでもユニットバスがすっぽり入り、車イスのまま入れる広いトイレが確保できます。
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予算内に納める事と、予算を上手に使って良いものを作るという緻密な作業が
設計士の仕事になります。
素人から見れば途方もないほど多くの細かな計算が積み上げられていますが、
そこは手慣れたものでギリギリの計算と交渉が短時間で出来上がってきました。
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図面は現場に置かれ職人さん達はすべて図面の指示に従って、黙って工事を進めて行きます。



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# by tatakibori | 2016-05-02 20:37 | 日々の生活 | Comments(0)

住まいの改善 2

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浄化槽は下水道加入金らしき30万円を支払うと町が設置してくれます。
実際の工事価格はその2~3倍と言ったところだと思われます。
上水道使用量とリンクした下水使用料金を月々納めるので、
浄化槽の管理は町が負担してやってくれます。
工事業者は「とても掘りやすくて楽な工事だった」と言ってました。
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浄化槽本体はプラスチック製で簡単な構造のようですが、
性能は素晴らしいものがあるそうです。
慣れた工事なので段取りよくスムーズに出来上がりました。
まだこの時点では家の中は手つかずです。


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# by tatakibori | 2016-05-01 13:29 | 日々の生活 | Comments(0)

住まいの改善

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ひと月以上ブログの更新が滞ったのは我が家の改装をやっていたからです。
念願だったトイレの水洗化を実行しました。
我が家は36年前に古い学校の校舎を移築したものです。
下水道が無いので、当時では目新しい簡易水洗という
変則的なトイレにしました。
便器は15年くらい前に新しいものに交換しましたが、
臭いが残るのはどうしようもありません。
当地区は下水道はつかないのが決まっていますから、
浄化槽を設置して水洗にします。
水の流れを作るための勾配が必要なので
水回りの全面改装となります。
お風呂、台所、トイレを全部替える大掛かりな工事です。
できれば自作したいところですが、法的な問題もありますので
友人の設計士にすべて任せることにしました。
先ず、驚いたのは「オール電化」です。
今や新築、改装ではこれが常識とは全く知りませんでした。
それぞれの機器は最も安いもので揃えても、中身はハイテク満載で
取説を読むにも膨大な時間を要するような代物だったのです。

3月の初めに浄化槽の工事を町から委託された業者が
我が家の脇に幅5m、長さ7m、深さ3mの大穴を掘って
始まりました。

       つづく

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# by tatakibori | 2016-04-29 10:42 | 日々の生活 | Comments(0)

詐称

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経営コンサルタントでタレントのKという人物の経歴詐称が話題になっています。
人気の高いニュース番組のコメンテイターとして活躍していたそうです。
その記事を読んで思い出すのは「クヒオ大佐事件」です。
映画も作られて、堺雅人が演じたそうです。
実際には縁の無い最高学府で学んだプロフィールなどは、
純朴な若い女性相手のクヒオ大佐なら騙せそうですが、
一流のテレビスタッフを相手にエリートを演じたKはたいしたものです。
あの「グレートギャツビー」に並ぶほどの詐称かもしれません。

自分を自分より優れたものに見せようとするのは、ある意味で誰にも必要な事だと思います。
言い方を変えれば向上心の表れであり、努力のモチベーションにもつながります。
ある種の芸術家にとっては不可欠な欲求かもしれません。
身の回りのアーティストを見れば、これがある人と無い人の区別が簡単に出来るように思います。
固有名詞が会話に多い人や抽象的な事を熱く語るなど典型的なものだと思います。
カリスマ的な雰囲気を出している人もそうかもしれません。
Kは低い声で穏やかに分かりやすくニュースを語る事で人気を得たそうです。
しかし、一部では「何を言っているのか分からない」「話に内容が無い」との批判もあったそうです。

Kをテーマにした映画を作るとすればやはり本物のインテリ俳優が欲しいですね。
堺雅人は適役ですが、彼にはクヒオ大佐があるので香川照之が良いかもしれません。
ハリウッドでやるならマット・デイモンで決まりですね。



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# by tatakibori | 2016-03-21 20:11 | その他 | Comments(0)

クラフトデイズのその後

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大袈裟に構えて立ち上げた地域おこし型アートイベントのクラフトデイズですが、
一年以上休眠状態になってしまいました。
初夏に何かやってみようと計画しましたが、参加者が少なくて趣旨に添うイベントに
発展させられそうになく見送りになりました。

誰でもイベントが立ち上げられるのを見せるのがクラフトデイズの目的でもあったし、
あれ以降は同様のイベントがますます増えて新しい作家の活躍の場がどんどん出来ました。
来客もイベントを場所、時期や参加作家の顔ぶれで選べるので、
自分の好きなイベントに出かけるようになってきたと思います。
作家の方からは確実に「雰囲気を重視して参加したい」という声が聞こえます。
ここから何かやるとなると今までの路線ではすでに古臭いというか
ありきたりのもので新鮮味が無いように思えました。
これから新しいイベントを開くとなると、それに求められるものは
今までよりさらに厳しくなるのは当然です。

最初のクラフトデイズの時は閉鎖的な社会に「疎外感」を感じている人たちの
交流を図るという比較的目新しいテーマを影に掲げていました。
アートがどんどん身近になって体験教室も増えてその疎外感の壁もかなり壊れてきたと思います。
状況が良くなっているのに人が期待ほど集まらないというのは、
ビジネスとして論じたら「淘汰が始まった」となります。
アーティストとして見ればどうでも良い事ですが、それでは社会や
共催の関係者などから不満が出てくるでしょう。
私はあるべき方向へ進んでいるのだから、正しい進化の現象だと思っています。
でも、それでは若い人たちの未来への希望を繋ぐ事ができません。
今さら還暦のオヤジが出て行ってリーダーシップをとるのはどうかと思うので
何か影で役に立つ助言が出来るような機会やシステムを考えてみたいと思います。
美作地域でアートイベントが増えたのは偉大な先輩方の存在が一番の力ですが、
クラフトデイズが示した誰でも簡単にイベントが開けるやり方や雰囲気も
大きな貢献をしていると評価して下さる方々もあります。

いよいよ春本番でアートイベントは盛りだくさんです。
さて、私は何処に行きましょうか?



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# by tatakibori | 2016-03-20 19:37 | アート | Comments(0)

岡山県北へ移住 その2



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かなり以前に岡山県北への移住を紹介しましたが、
あれから時が経って少し情勢が変わってきたようなので
現状の報告をしたいと思います。

岡山県北への移住の第1期があるとすれば東日本大震災以前の
5年以上前の時代です。
それは老後を田舎で過ごす人々へ向けて不動産業者主体の別荘や
古民家の販売だったと思います。
少し荒っぽい業者もありトラブルも多かったように聞いています。

震災以後は安心して暮らせる田舎として岡山が注目されて、
避難してきた若い人たちが現れます。
それが第2期と仮に定義したいと思います。
同時に増えた地域おこし協力隊や、田舎でアートや農業を目指す若者が
注目を集めます。
定住を考えるより、自分の人生としての仕事がありそれを目指すスタイルとして
田舎という場所が必要だった人も多く総務省や自治体の思惑とは
違う形での発展もあったのではないかと見られる例もありました。
ネットやマスコミでの注目度が上がるほど元からの住民の反感を買う
ような皮肉な場面もあったようです。

そして、最近はさらに情勢が変わってきたのではないかと思う事があります。
統計の数字はわからないし、マスコミも以前と同じような報道なので
あくまでも個人的に感じる事です。
役所や警察署、あるいは買い物のスーパーなどで明らかに県外から移住してきた
若い人々を見かけるようになってきたからです。
どういう仕事をしている人か分かりませんが、
今までのイメージの移住者とは違う個性の強さを持たない普通の人たちに見えます。
ひょっとしたら第3期が始まって、本格的な移住が現れたのではないかと期待しています。

企業誘致レベルでは自治体が実質的に土地を無償に近い形で提供して、
雇用の創出や移住者に期待しているという話も聞きます。
公営住宅を安く提供する試みもあるようです。
これによって色々な意味での移住のハードルが下がればと思います。
公的な補助金やそれに近い職業を腰掛に移住してきた人と違う、
意志や目的を持たないでただのんびりと田舎で暮らしたいと言う人たちが
少ない収入で暮らせる環境をどうやって提供するかすでに真剣に語られているようです。
同じようなニュースの繰り返しの中から新たな変化が見えてきた今日この頃です。
私の思い過ごしかもしれませんが・・・。



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# by tatakibori | 2016-03-19 17:51 | その他 | Comments(0)