デジタルリマスターの功罪

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昨年9月に発売されたビートルズのデジタルリマスター盤の音質について
オーディオマニアではない方から不満の声があります。
私も多くのデジタルリマスター盤の音質には疑問を抱いております。
ぱっと聴いた感じでは音が大きくてメリハリが効いて良い音のようですが
それが耳に馴染んだ愛聴盤であれば雑な音作りにうんざりする場合がほとんどです。
CDは80年代~90年代初頭の初期の盤の方が良いという意見もあります。
デジタル写真でいうと輪郭強調がされているようで
画像(音質)自体は荒れて味の無いものになってしまったのです。
19世紀に写真が発明されて多くの画家が職を失い
やがて印象派が出てきたことを思い出します。
録音技術にもポピュラー音楽そのものにも新しい動きが始まるのかもしれません。
ipodの登場も大きな衝撃だったと思います。
本当の高音質に向けた新しいオーディオの登場も楽しみです。
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by tatakibori | 2010-01-03 20:58 | オーディオ | Comments(4)
Commented by HG at 2010-01-07 05:26 x
ジャズレーベルのシグナルというところから出していたデュークジョーダンのアルバムは、デジタルになってずっと良くなっているように思いました。アナログの頃は、混濁の世界に埋没するようなピアノの音でしが、CDはすごくクリアーで柔らかいです。ヴァンゲルダーの録音なので、相変わらずシンバルはジョリジョリで好きではないですが、ピアノとベースは良いです。
僕の場合はデジタルリマスターになると音がおとなしくなって刺激感がなくなったケースの方が多いです。アナログは音の劣化を見越して上と下を強調する傾向がありますが、デジタルは逆にエコーつけて音を柔らかくしていますから。
最近は音楽が聴ければそこそこでも良い、と思うようになりました。その時代ごとに手に入るメディアと音楽で十分なんじゃないかと。
ユーチューブなんかは音は悪いし画像も酷いですが、その悪い音から伝わってくるパワーは、ハイファイなセットから出るオーティオ的な良い音を簡単に超越してますもん。
Commented by tatakibori at 2010-01-07 08:39
デューク・ジョーダンはレコードでは眠い音でしたね。
LPレコードの体験のない人では初期CDとデジタルリマスター盤との比較になるから
デジタルリマスターが必ずしも良い音でない事に気付くのです。
それにグレン・グールドのようにCDの方が明らかに音が変な盤もあります。
新たにLPレコードを聴いてみたい気持ちもよく分かります。
我が家の17歳は音よりもメッセージ性が重要だと言います。
伝えたいものが無い音楽や詩のレベルが低いものは認められないと言います。
与えているオーディオはPC+自作スピーカー(youtube用)と鎌ベイアンプ+70年代テクニクス小型SPです。
Commented by HG@会社 at 2010-01-07 13:34 x
>伝えたいものが無い音楽や詩のレベルが低いものは認められないと言います。

これは100人いたら100人とも異なる指向があるでしょうね。(笑
そのちょっとした違いが集合して地域ごと、国毎、民族毎の色合いが生まれるのが面白いのでしょう。
Commented by tatakibori at 2010-01-07 15:50
17歳男子はラブソングばかりの歌手はダメだと言います。
今のティーンに一番人気はBump of Chickenというテレビに出ないグループです。
青春の悲しみや苦しみを上手く言葉にしています。
こういうのが今の若者なんだと思います。
世代を超えたところではミスチルも良いようです。
最近人気の作家伊坂幸太郎の本に出てくるからボブ・ディランやチャーリー・パーカーも馬鹿にはしません。
まあ、子守歌代わりがビートルズやボブ・ディランだったからしょうがありません。(笑
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