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映画を観る時間

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津山から映画館がなくなって2年近く経ちました。
DVDレンタルの映画でも充分楽しめるのですが、なかなかその時間が作れません。
テレビはほとんど観ないので、インターネットで遊んでいる時間を少し回せばそれくらい
何でもないと、この夏は少しずつ映画を観ました。

最後に観たのは「毛皮のエロス」、ダミアン・アーバスという女流カメラマンのお話です。
主演は二コール・キッドマンでストーリーや主人公の人格の衝撃性よりも彼女の美しさを
カメラが追い続けるのが印象的です。
かつてのオードリー・ヘプバーンのような魅力に満ちた女優だと思いました。
その前に「プラダを着た悪魔」を観ました。
これもヘプバーンのマイ・フェアレディなどを連想させるような物語です。
主演のアン・ハザウェイはイマイチかもしれません。
同じようなタイプならジュリア・ロバーツの方が魅力的です。
その前は邦画で「百万円と苦虫女」でした。
これも主演の蒼井優の美しさをカメラが追い回すような作り方ですが、
残念ながら彼女は若すぎるという印象です。
芝居としての見せ場が無いのも物足りないところです。
日本で作れば女優の使い方はこのあたりが限界かと思いました。
ハリウッドにも美貌に特化したわけでない美人女優がたくさんいますから
美しさが負けていると言うよりは使い方が悪いのだろうと思います。
少し前に観たトム・クルーズ「エージェント」に出ていたレネー・ゼルウィガーは太目だし芝居も下手に見えますが
控えめで優しそうな笑顔を上手く使っていて魅力的なキャラクターです。

何本か観て思いましたが、映画はここ数十年で基本的には何の進歩もありません。
映像の美しさなどきめ細かな作り込みのようなものが大人向け映画の魅力になるのだろうと思います。
職人的な技術レベルが重要です。
これは他の色々な分野でも同じような事が言えるはずです。
by tatakibori | 2010-09-03 13:59 | その他
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