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美作建国1300年に思う(イクシラ新年号の原稿下書き)

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美作国建国1300年の多くの事業にどれほどの意味があったかは疑問だが、
これを期に多くの人々がその歴史を振り返った事は意味を持つ。
美作の歴史については、小生も断片的なものばかりで浅薄な情報を
自分の尺度で計って片付けていたに過ぎない。
華やかで浮ついた行事の影で、志ある者が碑文を読み、
神社を訪ね、古書を調べた事を見逃してはいけない。
友より聞いた鞍懸寅次郎、津田真道などの偉人伝は
これが天地の初めと思うほどに喜ばしい感動であった。
我が先祖より受け継いだこの美作の地の恵みや心を
あらためて感じたのである。
美作における文化の継承はその最高表現である祭祀にたどり着く。
建国1300年が伊勢の式年遷宮と出雲大社の平成の大遷宮と
重なり多くの人々がその思想信条に関わらず神への祈りを
奉げたのは新しい人情かもしれない。
昨今の食の安全への意識の高まりは、
日本の祭祀は米作りの文化である表れでもある。
美作の人々は年を重ねると自然に稲作へ帰っていく。
西欧の小麦と狩猟の文化から見れば、
我が国の百姓の暮らしは暗く貧しいようにも思える。
前者には不安定な未来がありそれが福祉を生み、
後者は自然の循環に従うという価値観を生んだ。
今になって多くの人々が天壌無窮の稲作の精神とも
言うべき事実に気がつきはじめている。
いずれの思想においても自然に対する節操を
守れという叫びでは共通するものがあるのだ。
by tatakibori | 2013-11-14 12:28 | その他 | Comments(0)
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