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ビジュアル系の優秀な頭脳

高校時代の恩師のお話です。
「長い間には優秀な人にたくさん会ってきた。
県庁の課長の中には20年以上前の仕事の細かな数字まで全て
記憶しているようなすごい人もいた。
優秀な人はたくさんいるが、ほとんどの人は
文字で一次元的に覚えていると言うものだ。
だが、芸術系の人の中には絵そのものを仔細に覚えている人がいる。
情報量はその方が圧倒的に多いと思う。」
これはコンピューターに言い換えればテキストと画像データの差です。
テキストで200kBもあれば読むだけでもそうとうな時間がかかりそうですが
画像のJPEGデータならたった一枚の写真です。

私の知る身内の先祖ですが学校教育を受けなかったので
文字をほとんど読めなかった人がいました。
環境から考えて新聞などもあったし少しぐらい読み書きが出来ても
当然であったと思うのですが何か欠落していたらしくほぼ文盲のまま
一生を終えました。
しかし、別に知能が劣っていたと言うわけでもなく
むしろ優秀な人であったそうです。
その人は一度会った人の顔を必ずおぼえていたそうです。

耳で聴くのと目で見るのでは情報量に30倍の差があるそうです。
ビジュアル系の情報量はそれほど大きいのです。
活字からおぼえるより目で見ておぼえる方が印象が強いはずです。
友人の外交官M君はいまだに世界史の教科書を画像でおぼえているそうです。
写真の配置やその内容まで思い出すと言ってました。
その歴史の場面に行ってみたいという情熱が彼を外語大へ進め、外交官にまでしたそうです。
恐るべきビジュアル系の優秀な頭脳です。
by tatakibori | 2007-08-29 14:49 | 日々の生活
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