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感性とは

辞書によると
1 物事を心に深く感じ取る働き。感受性。「―が鋭い」「豊かな―」
2 外界からの刺激を受け止める感覚的能力。
カント哲学では、理性・悟性から区別され、
外界から触発されるものを受け止めて悟性に認識の材料を与える能力。
と書いてあります。

例えば、ブラジルのボサノバを聴いて芸術的で楽しい音楽だと思う人と
デパートなどでBGMに使われるつまらない音楽と思う人がいます。
極端に言えば色彩などは人によって感覚が違うのはあきらかです。
写真を見るとカメラマンの色彩感覚が伝わっておもしろいです。
感じる能力に差もあるようですが、表現するにはもっと差が出てくるようです。
もっと単純に、味覚もかなり個人差がありますね。

感性には本来の五感の鋭さとかデリケートさだけでなく
経験から判断する差もあるようです。
ある人にはおもしろい漫才でも、他の人には不快な話だったりします。
土の臭いはほんとうはカビや細菌などの発する臭いで不快なものですが、
子供の頃から土に親しんだ人は安らぎを感じ、都会で育って土に触れなかった
人はクサイと思うそうです。

木で彫った仏さまに安らぎや尊さを何故感じるのか、感じる人と感じない人がいるのか?
手で書いた文字の形で優しいとか厳しいとかをどうして感じるのか、本当に不思議です。
by tatakibori | 2008-05-21 21:48 | その他
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