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2009年 02月 17日 ( 1 )

ドライブレコーダー

交通事故の衝撃を感知して、その前後の映像を記録する機械です。
最近はタクシーに装備されていて事故の証拠として提出されるそうです。
曖昧な証言やウソはすぐにバレてしまいます。
d0006260_19485560.jpg
何気なくシャッターを押した写真でも
人間の記憶をはるかに超えた情報が詰っています。
ひょっとしたらこの画像でも何かの証拠になる可能性があるかもしれません。
情報をデータとして記録する機械は忘れる事をしないので
いつまでも正確に記憶しています。

人間の記憶力も本来は機械と同じように多くのデータを残すそうです。
ただ忘れるというたいせつな機能が備わっているので
必要のない事はどんどん捨て去っていきます。
色々な事を考えたり前に進めるには必要な情報だけが
残れば良いから軽く動けるように忘れるのでしょう。
忘れる機能が何らかの原因で壊れると、映画「レインマン」のように
恐ろしいほどの記憶力を持つ人間が生まれます。
映画のモデルになった人は9,000冊の本を覚えているそうです。

そもそも文字の無かった時代の人間の記憶力はたいへんなものです。
古事記の編纂に携わった稗田阿礼などの語り部は驚異的な記憶力を持っていたそうです。
文字を使うようになって記憶しなくても記録すれば良いから
安心して忘れるようになったのです。

普通の人間でもドライブレコーダーのように危機的な状況になると
その瞬間はスローモーションになって記憶に鮮明に残ります。
事故の後の現場検証でも警察官はその事をよく知っているから
当事者から上手に記憶を引き出していきます。

本来は一生懸命忘れようと本能が働いているのに
覚えようとするから無理があるのかもしれません。
忘れる働きを少し壊せば記憶力は格段にアップして
受験勉強などに役立ちそうです。
修行を積めば記憶力ははてしなく強くなると言う人があります。
その「行」とは何かを身につけるのではなくて
たいせつな何かを上手に壊すのだと思います。
by tatakibori | 2009-02-17 20:09 | その他 | Comments(0)