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2010年 10月 16日 ( 1 )

アート

Art : 芸術
     表現者あるいは表現物と、鑑賞者とが相互に作用し合うことなどで、精神的・感覚的な変動を得ようとする活動
ローカルニュースでは今月末からの岡山国民文化祭や夏から開催中の瀬戸内国際芸術祭と
その関連イベントの話題が多くなっています。
奈義現代美術館が1994年にオープンした頃からでしょうか、
盛んに「アート」という言葉を聞くようになりました。
2004年に、香川県直島の地中美術館がさらに拍車をかけました。
岡山県は北に奈義、南に直島という大きなアートの拠点が出来上がったのです。
当初は理解し難いコンテンポラリーアート(現代美術)に批判的な意見も多く出ていました。
やがて若い作家も増え、イベントも多くなり社会が「アート」を受け入れ始めたように思えます。
岡山ローカルニュースの世界では「アート」は「インスタレーション」、「パブリックアート」
「コンテンポラリーアート」などと位置づけられるものだけでなく既存の美術作品も含まれています。
でもあえて「アート」という言葉を使うにはそれなりのジャンル分けもあるように思えます。
ひとつは、従来の権威や格式にとらわれないで誰でもアーティストであると認めている事です。
ビジネスとしての商品価値を求めた表現者や商人が主導のものから鑑賞者と表現者の関係を
重視したものへの変化も感じます。
一つの解釈ですが、その芸術における「プロデューサー」が作家あるいは美術商などから
鑑賞者へ移ったのではないかと考えます。
これは茶の湯の文化の持っていた高度な芸術の世界と同じです。
「茶事」(茶会)は高度な芸術の集大成で亭主の美的センスが問われる一大イベントでもあります。
そこにおける演出はまさにインスタレーションそのものであります。
その場合の演出は「整える」という言葉が似合います。
そう考えると今の流行が何故広がるか、受け入れられるのかが簡単に説明できます。
既存の美術が大きな不況にさらされている中で新しい意識が芽生えて時代を変えようとしている事は確かです。
盛んに言われる「アート」の中には日本人の持つ美意識を呼び覚ます何かの革命があるようです。
ものつくりこそが未来を切り拓く方法だと私は考えています。
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今朝の新聞に紹介のあった奈義現代美術館の竹細工による展示です。
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こちらは美術館前庭の流木アート
by tatakibori | 2010-10-16 11:18 | その他 | Comments(0)