2012年 07月 24日 ( 1 )

地域おこし

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「地域おこし」という言葉が耳に馴染んできました。
「地域おこし協力隊」の若者達の活躍も大きいようです。
海外青年協力隊というのがありましたがそれの国内版だと思えば理解が早いです。
後進国の未開の地と違って国内ですからデリケートな課題も多く
自己満足では許されない厳しい仕事のように思えます。

奈義にも一人いて、彼の呼びかけに応じてミーティングに参加しました。
40人くらい集まっていましたが、参加者の顔ぶれを見ると奈義で生まれ育った人よりも
周辺や県外から移ってきた人、町内で働いている周辺の人が多いようでした。
主に観光について話し合ったのですが、奈義の美しい自然を見てもらいたい
というのは一致した意見です。
秋の早朝の山の駅から見る雲海などは滅多にない美しさです。
それぞれ普段は口にしないけど取って置きのスポットなどあって
あそこが見所だとか話は大いに盛り上がります。

ツアープランをグループに分かれ、提案したのですが、
私は若者向きに現代美術館と那岐登山を中心に持ってきました。
意外にも美術館を提案した人は他になかったのです。
私はふだん美術に興味のある人と接する事が多く、
インターネットでもそういう関係のページやブログを読む事が多いので
奈義と言えば現代美術館だという意見が主流だろうと思っていたのです。

現実の世間とネット社会のズレは大きいとは予想していましたが、
美術館はまったくお薦めスポットに上がらないのです。
それどころか、主催者側から批判的というか改善を要求するような意見も出ていました。

これこそがネット社会の大きな落とし穴です。
twitter上で大きな話題になって盛り上がり、多くの人が情報を共有して
国民的関心だと思っていても、日々の暮らしに追われ忙しく働いて
いる人やネットを見ない人はそれを全く知りません。
ネットを見ていても発言するのは一部の人です。
インターネットの場合はアクセス数が1,000あっても実体は数人の場合もあります。
国民の多くの意見と言ってもどうやってそれを把握するのかは
想像以上に難しい事だと思います。
例えば「反対デモ」のニュースを見たらオスプレイに多くの国民が嫌悪を
示しているように見えますが、実際にはほとんどの人は「無関心」だと思います。
現実を見極めるのはとても難しい作業だと思います。

話は元に戻りますが、奈義は美しい自然と豊かな農業の恵みこそが
特徴ですから、それを肌で感じて体験するような観光ツアーのための
準備をするのが先ずの課題のようです。
ネット社会では「日本に巣食うダニのように言われる」官僚の考えた
「地域おこし」は閉鎖的な日本の農村を開放して大きな一歩を進めました。
農村を再生する事は「食の安全」「再生可能エネルギー」「個人消費の拡大」など
多くの良い結果を生みます。
多くの人達が故郷を愛していると意思表示できただけでも素晴らしい事です。


写真は美術館の裏にある雇用促進住宅から、さらに山よりに進んだ
場所からの那岐連山の美しい眺めです。
画像上でクリックするとより大きな写真を見る事ができます。

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by tatakibori | 2012-07-24 10:24 | 日々の生活 | Comments(2)